マガジンのカバー画像

happy esports

113
日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年2月の記事一覧

家電量販店にゲーミングコーナーを開拓したLogicool、その偉大な挑戦を讃えたい

ヨドバシカメラやビックカメラ、ソフマップなど家電量販店に行くと、いまや当たり前のようにゲーミングコーナーがある。 そこには(主に)PCゲームをプレイするためのデバイス、プレイ配信や動画制作を行なうための機材が陳列されていて、店舗によってはブランドを後押しするプロゲーマーやアンバサダーと呼ばれる人たちのパネルが掲示されている。 メーカー勤めの人なら痛切に理解してもらえると思うが、小売店に自社の独占コーナーを設けてもらうことの難しさは筆舌に尽くしがたい。ましてや量販店はその名

eスポーツチームが最強のコンテンツメーカーになれる理由、なるべき理由

eスポーツチームのビジネスモデルは極めて現代的だ。まず無料でコンテンツを提供してファンを作り、そのファンを起点にさまざまなマネタイズを行なう。 この枠組みはフリーミアムと呼ばれ、いまや珍しくも何ともないビジネスモデルになった。「基本無料のゲーム」を見てみれば一目瞭然だろう。それでもeスポーツチームが際立つのは、提供するコンテンツが自分たち自身であり、突き詰めれば「楽しませた体験」に対価をもらうからだ。 ストリーマーやアイドルが教えてくれるように、そこには多くの可能性が秘め