俳諧の園(ふりがな詩Vol.2)
理解の囚人の没落せし暗号を拝呈する徒人。
臥城の床で十戸の畠に叛く暴君の轍を遡る影。
世時の亡骸を携えし北郷羅の堤防でうらぶれた背中を臨む我が黙歌。
直立した情念の踵を返上せんとする文言。
肝の柄の切先が撫でる透明の視線。
法師の懐にそよぐ一楽章。
ーー以上、明晰なる思考の足枷。
君子よ、跪け。
多義的な一節の翻訳と邂逅せんことを。
詠唱。
広場、
朝。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
理解の囚人の没落せし暗号を拝呈する徒人。
臥城の床で十戸の畠に叛く暴君の轍を遡る影。
世時の亡骸を携えし北郷羅の堤防でうらぶれた背中を臨む我が黙歌。
直立した情念の踵を返上せんとする文言。
肝の柄の切先が撫でる透明の視線。
法師の懐にそよぐ一楽章。
ーー以上、明晰なる思考の足枷。
君子よ、跪け。
多義的な一節の翻訳と邂逅せんことを。
詠唱。
広場、
朝。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?