🏧 母と通帳と磁気のトラップ

さてこれは「父がまたまた帰ってこない」記事で

母が5回も客間に来たと言っていたのだが、そのうちの3回に関係する話である。

その数日前、私は母に通帳を記帳してくるように頼まれたので、通帳を一冊預かった。

通帳をATMに突っ込むだけの簡単な仕事なのでそれは良いのだが、突っ込もうとしたらATMに拒否された。

実はこの現象初めてではない。そしてこれに心当たりもある。

念のため、もういっぺん試みて受け付けないことを確認した上で、私は通帳を持って実家へ行った。

「これ、通帳、ATM駄目やったよ、受けつけん。

多分磁気がバカになっとる。

また、携帯か、ボタンを磁石で留めるバッグか、なんか磁気を発するもののそばに置いたやろ。」

「え、駄目やったん。

あんた窓口に行って再発行してくれれば良かったとに。

いや無理だろ。

今の時代、本人以外が、委任状もなしに通帳を持って窓口に行って、再発行してもらえるわけがなかろう。

「いや、無理やろ。

今度銀行連れてくから。

来週で良かったら一緒に行くけん。」

母は納得したかに見えた。

が、甘かった。

3回。

「あんた、なんで銀行記帳できんかったとやったっけ?」

うーん、短期記憶よ、さようなら!

4回目と5回目はチョコだった(これはまた書く)。

そして6回目が、携帯電話を握り締めて、

「あんた、お父さんが帰ってこんとよ。探しに行っちゃらん。」

であった。

実家の日常会話はこんな感じである🤣🤣🤣

まあぼちぼち!

(4、5回目)




投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。