なぜ新卒で外資 IT 企業を選んだのか①?(研究職について)
こんにちは。
そもそも数ある業界・業種で、なぜ私が外資IT企業に就職するのかについて、いくつかの観点からまとめたいと思います。
今回は「研究職との比較」をピックアップしました。
この note では、特定の企業名は出しませんが、もし気になる方がいれば直接聞いて下されば答えます。(直接聞ける場があれば...)
(※最後に、あくまで個人の見解です。)
1. 研究職には就かないのか
端的に言うと、私の場合は職に絞らず、研究で培った「論理的思考力」と「マネージメント力」の要素を活かしたいとは思っていました。
よく私が聞かれる質問として、
「大学院まで行ったのに、修士で研究職についたり、あるいは博士後期課程まで行ってアカデミアに残る or 研究職につく選択肢はなかったのか。」
というものがあります。
確かに私の場合、学部4年の1年間と修士2年間の計3年間で、ある程度の研究に関する専門性や、科学的知識・スキルは身についた”はず”です。
ただ、ここで整理したいことは
理系の学部・大学院で研究をしていた → 研究職に就く
という思考には少し注意が必要な気がします。(研究職に就くことを、否定しているわけでは全くありません。)
1-1. 研究で培えるスキル
研究で培えるスキルとして分野に偏りはあるかもしれませんが、以下のようなものがあると個人的に考えます。
論理的思考力・情報処理能力・マネージメント力・協調性 etc...
研究とは言えど、要素で分解すれば研究職以外でも十分に戦えるスキルが得られるのです。
例えばいい例として、コンサルタントは論理的思考力・情報処理能力・協調性が求められ、理系院生や学部生で目指す人がいます。
私の場合は、研究分野的に特に「論理的思考力」と「マネージメント力」を培えていると自負し、強みとして面接官に研究と絡めて伝えていました。
1-2. 本当に研究が好きなのかを比較して知る
”研究が得意で短期間でもそれなりの成果が出せて、研究が大好きで、将来的にも研究職の道で食べていく!”
となれば、研究の道もスムーズに開かれると思います。
しかし実際、研究が得意か否かは 短期間で知ることは、なかなか難しいと思います。というのも、研究テーマや研究予算・環境に左右される可能性が高いからです。
ただ、研究が好きか否かは比較することで、容易に知ることができると思っています。
私の場合は、「ビジネス職の長期インターンシップ」「数百人規模のイベント運営」を研究と並行して挑戦してみました。(期間はそれぞれ1~3か月)
これらから得られた知見として、
研究しているときよりも楽しんでいる自分がいる
でした。
それがなぜなのかを明確にすべきですが、”研究以外の道を視野に入れることに気付けたこと” それだけで十分な気もします。
一方で、やはり研究が楽しい!と思えれば、研究への道が確固となり、より研究への道に説得力が増します。
1-3. 研究の3年間で人生が決まるのか
そもそも、100歳まで生きれると言われている時代に 2.3 年間だけ、積み上げてきた研究に固執する必要があるのかということです。
同じ学科・他ラボの研究職ではない職種に内定をもらった先輩に、
「研究は3年間しかしていないし、今後何十年とある人生でその期間は微々たるものだよね。まだ新しいことに挑戦はいくらでもできるし、万が一、専門の人がいてもいくらでも挽回できると思っているよ。」
と言われ、M1の私は「なるほどな~!」と思った記憶があります。
以上より、M1で当時就職活動を始めた私にとって、就職先を決める際に「研究職」があったというよりは、
職に絞らず、研究で培った「論理的思考力」と「マネージメント力」の要素を活かしたい
という考え方に至ったのでした。研究の道を断ったのではなく。
今回はここでの外資ITとの大きな繋がりはないですが、私の職種別採用である内々定先企業では強みを十分に活かすことができます。
研究職以外を目指す学生や、就職活動に悩む学生に、大変恐縮ですが少しでもキャリアの参考になれば嬉しいです。
End
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