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曲の飛ばし聴きをやっていることに気がついた

映画の10秒飛ばしとか、音楽のイントロ飛ばし・ギターソロ飛ばしなどが話題になり、「タイパ」なんて言葉が出てきました。

さすがに自分はそんなことやらないな、なんて思っていましたが、よくよく己の行動を振り返ってみますと、見事にやっていることに気が付きました。


ただ僕の場合は、「周りの話題についていくために作品に触れておきたいけど時間が惜しい」という、消費するための理由ではなくて、
「自分に刺さる良い曲がないかどうかを探すため」です。

その時に注目したアーティストの曲の中で、自分にとってハマりそうな曲を見つけるために各パートをかいつまんで聴き全体像をつかみ、良いなと思ったものは改めて最初から聴くので、最終的に気に入った作品にはしっかり触れています。


とは言え、僕のやっていることも立派な飛ばし聴きです。

音楽家が何をやってるんだ、なんて言われるでしょうが、聴いておきたいアーティストは山程あります。
好きなドラマーが参加している曲も山程あります。

一曲を丸々通して聴いてから判定していたら、自分が欲する音楽に出会えないかもしれない。
しかも音楽サブスクを利用していれば、その昔はCDを買わなければ触れることができなかった曲にもカンタンにアクセスできますから、とりあえずザッと聴いた上で取捨選択しないとキリがありません。


でも、よくよく考えたらCDの時代でも、アルバムを毎回フルで通して聴くなんてやってなかったんですよね。

例えばアルバムが全10曲だとしたら、どうしてもその中でイマイチ刺さらない曲だってあります。

移動中に5曲くらいしか聴けないとしたら、そのアルバムの中で好きな5曲を選んで聴くワケです。

今も昔も、「飛ばす」という点に於いては、同じようなことをやっているのかもしれません。


僕が音楽を飛ばし聴きするのは、自分が求める曲に出会うためであって、時間の節約のためではないのですが、結局、カンタンに飛ばせちゃうからやるんですよね。

昔はCDの早送りボタン長押しでは狙ったところより行き過ぎたりボタンの長押しが甘くて間違って次の曲に行ってしまったりと、飛ばして聴くには不便でした。

でもCDの時代からカンタンに10秒スキップとかができてたら、やってる人は多かったんじゃないでしょうか。多分…。


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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP (非同期レッスンもやってます)


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