脱力をすると上手くいくのは、楽器だけに限った話ではない。
楽器の演奏をするにあたって、「脱力」はとても重要です。
力んでいると良い音が出ないし、手足も思うように動いてくれません。
最初はどうしても力むものですが、しっかり練習を重ねていれば、どのタイミングでどのくらいの力を入れてあげれば良いか、が感覚的に理解できていきます。
生徒さんにも脱力することの必要性を説いているのですが、
ある時、「そういえば、人生の中でも脱力しているタイミングが一番うまく行っていたな…」と思ったのです。
今思い返しても一番思い当たるのが販売の仕事をしていた頃です。
たいして売れないし別の仕事をしようと思って店長に「辞めます」と伝えたのですが、まあ何だかんだと言われて辞められなかった事があったんですね。
そこで僕は、「頑張ったけど売れませんでした。ホラ、僕ってやっぱり販売には向いていなんですよ。」な事実を証明して店長にそれを突きつけて辞めようと考えました。
ここでのポイントは、頑張ったけどダメだった状況を作るために、ちゃんと接客はすると決めたことでした。
なので接客につくことに関しては手を抜きませんでした。
商品説明とか、良い商品の提案とかもして接客内容にも手は抜きませんでした。
でも売る気はありませんでした。
すると、見事にたくさんの人に買ってもらえたんです。
もちろんその後は良い成績を出していきましたが、ある時から「売ろう売ろう」という気持ちが強くなってしまい、結局パッとしない販売員に逆戻りしてしまいましたがw
その他、今副業で勤めている会社でも変に良い結果を出そうとはしていないので、上司からも同僚からも評価していただけています。
そんな感じでですね、僕の場合は気持ちが強くなりすぎると良い結果に繋がらないので執着しないようにしています。
自分が今、気持ち的に力んでいないかどうかを振り返ってみて、もし何かに強く拘っているようなら、一度脱力してみると良いでしょう。
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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP (非同期のオンライン動画レッスンもやってます)
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