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「当事者意識」を被る。

当事者のように考え、当事者しぐさをする。
「当事者意識」を被ってはどうだろう。仕事のコツのだと思う。

上司と食事をしたとき、会計では財布を出す。「奢ってくれる」だろうという圧力も一緒に出す。そんな「しぐさ」のことである。

「戦略総務」には15個のクレドがあるが、その1番目は「THIS IS MY BUILDING」と云い、「私のビル」というマインドセットが必要だと教えられた。
例えば、雨漏りしたときに自分の家ならバケツや洗面器をもってくるだろう。しかし会社となると誰かがやってくれるだろうと見て見ぬふりが横行する。戦略総務になるためには、この「私のビル」「私のトイレ」「私のゴミ」というような「THIS IS MY」と思うことにより思考がかわり、次の行動もかわる。だから1番目にある。

「当事者意識」というものは、かなり有用である。「私の仕事だったら」「私のプロジェクトだったら」と考えると、皮肉がでてこない。揚げ足とりをしなくなる。これがコミュニケーションを良好にする可能性がある。
「相手の立場になって考えてみる」というのに近いと思う。

もう一歩ふみこむと「私にできる助けはないだろうか」と支援の構えがとれるようになる。
この「当事者」を意識するか、しないかで、思考が変わる、続く言動が変わる、しぐさが変わる。人間関係が変わる可能性も高い。

関係性の中では、多かれ少なかれネコを被ったり、別の何かを被ったりしていると思う。その被りモノの中に「当事者意識」も加えてほしい。

背負うコトを推奨はしません。ただ「自分だったら」と考えてみるだけでよいです。その手軽さの割に、言動が変わってきます。思考が訓練されます。
「当事者意識」を気軽に被ってみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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