魔の退散。環境整備 -エピソード0-
お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。
今回は「環境整備」をテーマした「エピソード0」です。
「環境整備」の実務には触れてませんのでご了承ください。
自転車泥棒
当社では自転車通勤者が多くいます。屋内に駐輪場を設けており社内の人しか使用しません。ある時、その中の1台が盗難にあいました。
数日後に犯人は社員だと判明しました。その社員は少し前に自転車が壊れてしまい手元に自転車を買うお金がなかったそうです。
そんな時に駐輪場に鍵のかかっていない自転車をみつけ……持って帰ったそうです。
出来心とはいえダメなことです。窃盗する人が悪いです。
ただ、もし鍵がかかっていたら……
ラスコーリニコフの斧
【囚人狂時代 見沢知廉 (著)】という本にこんなエピソードがあります。
たまたまでしょう。
でも、社員を犯罪者にしてしまう「たまたま」がある。
「わたしはこんなに頑張っているのに……」という隙間がある。
オフィスにいる魔
鍵のかかっていない自転車、中身をみない承認の判子、深夜のオフィス、ゴミが気にならない環境……。
いたるとこに「魔」となるものがあります。
魔は差すことがあるもんです。
「彼は真面目な社員だった」「まさかそんな人間だとは……」
実際にハードルを超えてしまった人間が間違いなく悪いです。
しかし総務はオフィスづくりのプロでなくはならない。
「環境整備」次第で彼を犯罪者にしなかった未来があったかもしれない。
おわりに
オフィスはお金がかかります。出来ること、出来ないことはもちろんあります。しかし「制約があるからこそのデザイン」です。
オフィスを綺麗に、働きやすく、ウィルビーイング……いろいろな観点がありますが「魔が差すの退散」という観点も取り入れてみてはいかがでしょうか。
環境整備のエピソード0でした。
環境整備で不幸をうまない職場が増えることを願います。
お読みいただきありがとうございます。
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