人事総務は本を読み、映画を観なければならない。
人事総務は書類仕事が多くありデスクワークが主と考えがちですが、「人を活かし会社に貢献する」ことが使命の一つであり、ヒューマンリソースワークが主です。それには人に対しての「洞察力」「想像力」が重要なスキルだと感じます。
「従業員がきちんと伝えてくれるだろう」ということを期待しないでください。「心理的安全性」は放っておいて確保されるものではなく、だからこそトピックスとなるのです。
従業員の顔色、言葉のニュアンス、ふとした瞬間に漏れる声なき声から洞察し、想像し、仮説を立て、対話してみる。そういったことが人事総務には必要です。「言ってくれればよかったのに」「言ってくれないとわからない」から一歩先に進んでほしいのです。
洞察力や想像力を磨くには自分の経験や体験だけでは、あまりにも狭すぎます。自分が考えてきたことだけの「ものさし」では、あまりにも短すぎます。それを補うには、いろいろな価値観をインプットするしかありません。自分が考えることはインプットした中からしか引き出せません。
そのために、人事総務は本を読み、映画を観なければなりません。漫画やアニメでもかまいません。小説や映画には背景があり、ストーリーがあり、関係性を俯瞰することができます。人間の機微がえがかれています。他人事を自分事として考えてみる、その積み重ねで洞察力や想像力は磨かれていきます。
自分の中の「あたりまえ」をどんどん壊していく。
人により価値観は大なり小なり違います。「あたりまえ」が強すぎる状態では口論になり、対話になりません。
いろいろな価値観の人材を活かして会社に貢献するには、洞察力と想像力、相手を、おもんばかる力が重要です。
人事総務は、本を読み、映画を観なければならない。
自戒の念も込めて、そう思います。
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