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もちまえ と ありのまま

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。

今回は「持ち前」がテーマです。
この言葉は私の中にはありませんでした。通信短大で学び、お気に入りの言葉です。

私は産業能率大学(短大)の通信課程に通っています。
この「能率」とはなにかご存知でしょうか?

産業能率大学の創立者上野陽一(1883~1957)氏は、日本最初のマネジメント・コンサルタントとなった人物です。

上野氏は能率についてこんな言葉を残されています。

能率とは十のものを十のものに働かすことである。言い換えれば、「ありのまま」あるいは「かけねなし」ということである。

上野陽一(1883~1957)

また能率とは「持ち前が発揮されている度合い」だそうです。

「ありのままでよい」という言葉は素敵ですが、なにか引っかかる方も多いのではないでしょうか?
私は「ありのまま」は「成長」しないと思っていました。
「ありのままでよい」を「そのままでよい」と間違った解釈をしていたようです。

「ありのまま=持ち前」と捉え直すと解釈が違います。

持前
① 生まれつきのもの。生まれもった性質。固有のもの。本来のもの。本性。天性。
② 全体の中で各自が所有している部分。担当する部分。持ち分。

精選版 日本国語大辞典

辞書から引用すると「持ち前」はポテンシャルも含まれるものであり「本来のもの」です。なるほど、それなら成長もしますし、上達もします。

私には私の持ち前があり、あなたにはあなたの持ち前があります。

「ありのまま=持ち前」を上達させてください。

しかし、自分自身だけでは「持ち前」になかなか気づけないものでもあります。
誰かの持ち前を発見したら、伝えてください。

「強み/弱み」や「長所/短所」は、状況に応じていれかわることもあります。「ポジティブ/ネガティブ」も状況に応じて効果がかわると思います。

私の印象でしかないですが「持ち前」は、響きが優しく、その人の一側面だけではなく、その人自体に向き合っている感じがして気に入っています。

皆さんも強みや弱みだけでなく、自身の持ち前を考えてはいかがでしょう。
また誰かの持ち前を発見したら、伝えてはいかがでしょう。
ちょっとだけ発見があるかもしれません。

お読みいただき、ありがとうございます。



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