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“リアタイ”のかけがえなさについて。(『イエスタデイをうたって』を読みました)

『イエスタデイをうたって』に、ぼくはいま夢中です。 (※物語序盤のネタバレが少しあります。まっさらに作品を楽しみたい人は気を付けてください。) “49%うしろ向き、51%まえ向き”に生きる若者たちの日常を描いた、冬目景先生による青春群像劇。 一途すぎる自分の思いは向き合うのも逃げるのも痛くて、どうにもならない心の負い目にあがいて苦しんで、それでも一途にしか生きられない。そんな不器用で瑞々しいドラマがとっても魅力的な作品。 繊細にゆっくりと、実写ドラマのように静かに気持ち

    • 『僕と魔女についての備忘録』(「ベツフラ」)を読んでいます。

      前回に引き続きベツフラ内の作品のお話。 ▼『僕と魔女についての備忘録』三つ葉優雨異端な家族の穏やかな日常に漂う、すきま風のような切なさ。 “人間の青年と魔女の、すれ違う生涯と恋…☆” ――「ベツフラ」1号 商品ページより抜粋 100年以上の時を生きる“魔女さん”が、親に捨てられた少年“渉”(わたる)と過ごした日々を描く物語。 2歳で捨て子となった渉は森の中で魔女さんに拾われ、言葉を話す黒猫“蛍”とともに暮らすようになる。 親でもなければ人間でもない女性との、普通じゃない

      • 『クイーンズ・クオリティ特別編』を読みました。

        初投稿です。梨と申します。 これを書いている現在は2020年4月。コロナウィルスの影響により僕のお仕事が休業となりまして、毎日おうちに篭っております。 暇な毎日、僕は大好きな少女漫画を読むなどして過ごしているのですが、せっかく時間があるということで、最近読んだ漫画の感想を書き残してみたいなと思い、note執筆を始めました。 ほぼ自分用の読書記録ですが、僕と同じように少女漫画が好きな方、毎日おうちで娯楽を探している方の暇つぶしにもなれたら嬉しいです。 初回は「ベツフラ」1号

      “リアタイ”のかけがえなさについて。(『イエスタデイをうたって』を読みました)

      • 『僕と魔女についての備忘録』(「ベツフラ」)を読んでいます。

      • 『クイーンズ・クオリティ特別編』を読みました。