なしむら

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推しを推せるときに推したのに

なにわスワンキーズを好きになってから4年が経っていた。 2019年から現在に至るまで、劇場が閉まっている期間を除いて彼らを見ない月はなかった。 この4年間というのは個人的にも世界的にも色々なことが変化した期間で、就活期の弱ったメンタルも、就職してからのつまらない日常も、彼らが支えてくれた。 劇場に行きやすい職場に配属になったとき、初めに考えたのは「まだ彼らを見ることができる」だったし、実際仕事が終わってからは難波に行ったり森ノ宮に行ったり、休みの日には寄席のコーナーに出

    • パーソナルカラー診断に行ってきた

      パーソナルカラー診断に行ってきました。 ・診断を受けるまで 去年から興味はあったものの、私は自分ルール大好き芸人なので、自分に似合う色の正解が出てしまうとそれ以外のものを買えなくなってしまう懸念があり、行かない方がいいような気がしていました。 していたものの、この社会人になってからの1年少しで一通り自分が好きな色の化粧品も服も買って、縛りなく選ぶ楽しさは知ったのであとはもう少し絞っていきたいということで意を決し、ボーナス握りしめ予約を… 試みたものの、世は大パーソナルカ

      • なにわの○○完走(感想)

        なにわスワンキーズという、面白いコントを作るのに漫才もできて、人気はないのに愛されていて、素朴で熱い、トリオがいる。 2019年4月のネコちゃん大特訓を見たときに「なんか好きだな」と思ってから頻繁に見に行くようになり、8月の「なにわの夏」から今年11月の「なにわの冬支度」に至るまで、気づけば全公演行っていた。 2月と、コロナでの休館中を除くと月に1回必ず単独があって、最初は「今月もあるの!?」といちいち驚いていたけれども、最近では「OK、ルーティンね」という感じでチケット

        • あれから119日間の話

          2月22日(土) まだまだ寒い2月末の朝、ぼんやりと覚えているような覚えていないようなドン・キホーテの上、5階。 朝10時からの寄席に入る人間なんて、気合の入った観光客か、気が狂ったオタクしかいない(謝罪します)。 その寄席では確か吉田たちがMCをしていて、なにわスワンキーズが読み聞かせの漫才をしていて、アインシュタインは寿司屋のネタだったような気がする。 大好きな人たちを一度に見て満足し、1人でうどんを食べて、バイト先に向かったな。 そういえば雨が降っていた。 そ

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        推しを推せるときに推したのに

          私の中の"特別枠"について

          「ああ、この流れ、見たことあるなあ」 最近のアインシュタインを見ていて思うことである。 私はもともと三四郎と和牛が好きで、その2組が徐々に階段を登るようにテレビの人になっていった様子を見守っていた。 今のアインシュタインは2組と似た階段を登り始めていて、来年には東京の番組のレギュラーとか持ってるのかもしれないなと思う。 そんな"前夜"とも言える今のアインシュタインを見ていて、ふと彼らは私の中で「特別枠」だなと思った。 これから綴るのは、彼らがいかに特別であるかと

          私の中の"特別枠"について

          塩タンに人生救われた話

          今からするのは焼肉の話ではありません。 就活の振り返りと、お笑いライブの素晴らしさについてお話しします。 高校2年生の冬、私はなんとなしにテレビを見ていました。 そこに映っていたのは当時まだ歯が欠けていて「積極的に麻痺していこうぜ!」などと叫んでいた三四郎の小宮さん。 私は彼を見て、わけもわからず急激に惹き込まれてしまい、お笑いというジャンルに身を投げたのでした。 それから約5年。 私の大学生活はお笑いに捧げたと言ってもいいほど、コンスタントに大阪の劇場に通い続けました。

          塩タンに人生救われた話

          私が彼らを好きな理由

          気づけば吉田たちという漫才師を好きになっていた。出会ったのは2016年5月なのに、崖から落ちるようなハマり方ではなく、オーブンの中のケーキのように「好き」が膨れ上がって今に至る。 漫才師にとっての「双子」という特徴はある種飛び道具のような気がする。今まで自分が好きになってきた芸人さんを振り返っても「まさか自分が双子漫才師にハマるなんて」と思う。双子であるというだけで強烈なキャラクターになると同時に、ネタを見せる前からひとつ手の内を明かしていることになるのだから。だがこの2

          私が彼らを好きな理由