最近考えてた受験のお話①

 筆者が大学から帰るとき、某N塾のリュックを持った子たちと、私立中の制服をきた子たちをよく見かけます。あぁ遅くまで大変だなぁと思いつつも若干羨ましくもあるのです。

 前にもお話した通り、筆者は私立の中高一貫校を卒業しています。といっても特に有名校でもなく、まあ強いて言うならば少し制服がかわいくて立地もまあ悪くはないかな、というような学校でした。学校生活は漫画のような青春はなかったものの、まあそれなりに楽しくてコロナでつぶれてしまった以外は充実していたし先生方にも友達にも恵まれた良い学校だったなと思います。

 で、ここからで。なぜ自身も同じ経験をしてきているくせに電車にいる子たちを羨ましく思うのか、という話ですよね。今中学受験を検討している方の参考になればと思うのですが。

 自分で志望校をそこまでしっかり決めないで流れでなんとなく近所のそれっぽい学校を乱れ打ちで受験してしまったことがやっぱり良くなかったかな、なんて考えているのです。といっても、小学生の知っている世界なんて狭すぎて当時の私に熱望校を探せといっても無理だろうし、さらに筆者はいわゆるベッドタウンに住んでいて、当時は都心の学校なんて考えるだけでも遠いし東京怖いし無理!な感じだったんです。しかも最悪なのがひねくれた子供だったので「文化祭はいつもの学校の雰囲気とは違うだろうから別にそんなに行かなくていい」「そのぶん勉強したい」「違いとかよく分からない」とか言ってたんですね当時は。最悪です。やる気がない。

 今もし中学受験を検討して、かつ志望校が決まらないのに資料も何もわからない皆さん!!!お願いです、とりあえず文化祭行きましょう。学校の立地とか内装とか制服とか最初はそんな興味でいいです。なんとなくでもいいので惹かれる学校を1つでいいので!見つけましょう。筆者は後悔こそしてませんが今頃になってあの学校受けてたら今頃人生違ったかな、とかあそこの制服すごく惹かれるなとか、いろいろ考えてしまう中学受験の妖怪になりかけています。

 正直小学生のときは親に感謝とかわからないと思うし周りに受験する子たちが少なかったらなおさら辛いし逃げたいし、でも小学校で頭がいいというプライドが邪魔して諦めも付けられないしという状況が何度も生まれると思います。でも中学受験はもし失敗してしまってもその先でいくらでも修正がきくのであの塾のリュックを持って遅くまで頑張っている子たちには後悔しないで自分の思い入れのある受験をしてほしいな、なんて老害ながら最近考えていたよ、っていうお話です。なんていっても人生のなかでもすごく大切でキラキラした6年間になるはずですから。志望校選びを妥協しないでほしい(ほしかった)とつよーーく思います。

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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