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やりたいこと全部やる八重山一人旅〜6日目③ヤギそば、サンゴランプ、プラネタリウム、焼肉、BAR!

ナサニエルですm(_ _)m
2022年5月、沖縄県の八重山諸島に一人旅に出かけました。
人生で3度目の一人旅、その中でどんなことがあったのか。
旅の備忘録を書き残すことにします。

それでは7日間の6日目、どうぞ♪(´ω`)


かき氷食べたい!歩いたあとはひんやり

『石垣島鍾乳洞』から地上へ出ると、すぐの場所に疲れた観光客の喉を潤したくてたまらなそうなパーラーが見えてきました。
ブルーシールアイスやかき氷が売っているこの場所、おそらくかなり売上がいいはずです。
なぜなら石垣島鍾乳洞は、地上に戻ってくる時ゴールまで40段ほど、緩やかではありましたが階段を登らなければならなかったので、歩き疲れた人は必ずこの店に立ち寄ると思うのです。

奥の売店のおばちゃんがこの店も切り盛り

店に店員さんはいなかったのですが、奥にあるお土産屋さんの建物内でレジのところに立っていたおばちゃんに声をかけたら『あら!ごめんなさいね〜』と言ってこの店のカウンターに来てくださいました。
喉も乾いていたので、かき氷をチョイスしました。

シークァーサーかき氷

ところで一個前のnoteで『八重山鍾乳洞』の無人建物に消えていったカップルが、この店のテーブルで猫を眺めながらアイスを食べていました。
やはり来たかった場所はこちらの鍾乳洞だったのかも。
無事に目的を果たせてよかったですね。

独特の香りがやみつき!ヤギそば

再びバス停に戻ってきました。
14時にこのバス停を通る市内バスで帰りたい。
しかしお腹が空いた。
なんと、バス停の正面にお昼ご飯に丁度いい食堂があるではありませんか。
一休(いっきゅう)食堂さん。

この食堂、石垣島でも有数の『ヤギ肉』を使ったメニューを出す店。
『ヤギそば』と『ヤギ汁定食』が有名です。
バスが来る時間まで30分ほどだったので、ツルンと頂ける『ヤギそば』にしました。

一休食堂のヤギそば

ヤギの肉って初めて食べました。
僕自身は、ジビエ肉などの臭みもそれほど気になったことがありません。
なのでヤギなら全然問題ないだろうなと思ってひとくち食べて、小声で『うま…』と呟いてしまいました。
確かにお肉独特の臭みはありますし、日頃食べている牛豚鶏の香りとは明らかに違うなとは思うのですが、脂の乗り方や身のしっかり感も上等で、汁ももっと飲みたかったくらい。
もちろん、この食堂の従業員さんがしっかりとヤギ肉の下処理をして下さっているからこその旨味です。
この一杯に関わったすべての方に感謝を。


バスも無事に来て、15分ほど揺られて市街地に戻ってきました。
まだまだ時刻は14時半。
何でもできます!!


手作り工房で集中!サンゴランプ作り

鍾乳洞でダイナミックな迫力と大地のエネルギーを貰ったあとは、インドアなアクティビティはいかがでしょう?
ということで、次に立ち寄ったのは手作り体験ができるお土産屋さん『まぶやー』。
沖縄の言葉で『魂(たましい)』という意味があるそうです。

いろんな手作り体験ができるお店

旅に来た思い出に、目で見て楽しく帰ってからも思い出に浸れる手作りの何かを作りたいと思い、実は旅行の前からいろいろ調べていたのです。
そこで思いついたのが、サンゴランプ。
サンゴを積み上げて、明るい部屋で飾ってもカラフルでおしゃれなインテリア、夜に真ん中の電球を光らせると部屋全体をぼんやりと照らすランプになるというもので。
不器用ですが、一度挑戦してみたかったんです。

https://www.jalan.netより

↑特に、この写真を見て、作りたくなりました。
そうか、サンゴランプってクリスマスツリーとしても飾れるんだと思いまして。
実は僕クリスマスが大好きなんです。
ツリーを見ればウキウキ。
夏場でもサンゴなら涼し気、通年で置けるなと考えました。

とはいえ、もし誰かと旅行に来て、鍾乳洞の帰りにサンゴランプを作るなんて言ったら。
『え〜?いまから作るの…?休もうよ〜』と言われそうですが、一人旅なので!
何でもやらねば勿体ない。

店先のボードにそれぞれ体験できるものの名前と費やす所要時間の目安が書いてあり、サンゴランプは90~120分。
手作りの中では最も長かったです。
でも…時間らある!!!今なら出来る!
というわけで、さっそく店に入り店員さんに声をかけました。
笑顔の弾けるような優しい店員さんでした。

サンゴランプは土台の大きさによって作れる幅や高さが変わるようで、大中小から選びます。
大きさによって値段も異なりますが、僕はもちろん一番大きいサイズで作ることにしました。
クリスマスにぴったりな存在感のあるランプを。

パーツは色々とカスタマイズができます。
まず、土台。どちらかを選びます。
木の木目素材がわかるようになっているものと、砂が吹き付けてあるもの。
砂が吹き付けてあるほうが雰囲気があるかなと思い、そちらをチョイス。

真ん中の穴に電球が設置される

無料のパーツと有料のパーツもたくさんあり、基礎となるサンゴは無料、大きさも様々です。
海の生き物のガラス細工パーツは有料だったり、一つまでなら無料のパーツなど、実に様々でした。

とにかくサンゴを土台に積み上げなければ話は進みません。
さっそく挑戦です。
使用するのは、ロウを光熱で溶かす『グルーガン』という用具。

グルーガンでサンゴを固めていく

棒状になっている細いロウをグルーガンの後ろに差し込む。

水鉄砲の要領で発射の引き金を引く。

高熱に溶けたロウがドロっと出てくる。

すかさずサンゴのくっつけたい接合部分に溶けたロウを塗る。

温度差で一気にロウが固まり、瞬間接着剤のようにガチッと瞬時に動かなくなる。

グルーガンでロウを出してからは時間との勝負です。
とにかくロウがあっという間に固まりますし、くっつけた部分はもう動かせないほど完全に固まってしまうので、とにかく一回きりの勝負といった感じ。
サンゴを一つずつ、どの位置に置くかをじっくり考えて、決断したら一気に固めていきます。

クリスマスツリーに見えるように、精一杯の三角錐を作り上げることに成功しました。
てっぺんには有料パーツのヒトデをつけて、ツリーの星をイメージ。

貝殻や海の生き物をくっつけて、リースのように

ツリーの形が完成したら、今度はサンゴの周りに無料の貝殻パーツをつけていき、少し色合いをプラスしました。
有料パーツの亀やマンタなどガラスで出来た海の生き物もつけ、さらに土台の砂が吹き付けられている部分には白と青の海底をイメージした小石を敷き詰めて、すべての工程を終了しました。

ちなみに、僕はツリー風にしましたが、形は人それぞれどんなものでも作っていいんですよ。
サンプルを見せて頂きましたが、それとは全然違うものになりました。

僕の作品のコンセプトは
『もしも海の仲間たちが自分たちの身の回りのものを持ち寄ってクリスマスツリーを作ったら』

クリスマスの温かい雰囲気が現れているといいなと思います。

完成品を持って写真を撮らせていただきました。

ランプの点灯はその場ではせず、自宅に帰ってからのお楽しま。
お店からそのまま自宅に郵送して頂く手配をしました。


後日。
自宅に厳重に梱包されたサンゴランプが届いたので実際に電飾をつけてみたところ、素晴らしく温かみのある輝きを放つツリーが出現しました。
世界に一つだけ、僕だけのサンゴランプ。
一生の宝物にします。

ぼんやりと光るランプがとても幻想的

目安時間は90~120分だったサンゴランプ。
実際にもやはり120分かかりました。
ですが十分納得の行くものが完成したので大満足ですし、時間に余裕を持って旅を楽しめているので全く慌てません。
お店の方には最後まで大変お世話になりました。


まだまだ行きます!次はプラネタリウム!

さて、時間は17時。
実はもう一つ、やりたいことがありました。
それは、石垣島フェリーターミナルに隣接する、プラネタリウムを見に行くこと。

波照間島ではたくさんの星空を楽しみましたが、星座の知識はなにもないので『すごーい!』で終わってしまったのも事実。
その思い出と共にもう一度だけ、映像でも構わないから星空、とくに僕がきっと実際に見ていたはずの『星座』を改めて見てみたいと思いまして。

フェリーターミナルへ向かいました。
目当ての作品の上演時間まで少しだけ時間があったので、マリヤシェイクを購入。
この前はプレーンのシェイクにマンゴーのソースを無料トッピングしたので、今回はパッションフルーツのソースにしました。
スッキリまろやかな喉越し、マリヤシェイクもすっかりクセになっています。

パッションフルーツのソースをトッピング

程なく上演時間が来たので、プラネタリウムに向かいます。
『いしがき島 星ノ海プラネタリウム』
座席の数は40席ほどの会場ですが、少人数で静かで。
このこじんまりとした規模のプラネタリウム、僕はとても好きです。

ターミナルに隣接するプラネタリウム
波と星のデザインが重なり合って素敵

上映作品は
『星の島に憧れて with HY』
星座の解説ももちろんですが、八重山諸島の様々な島の魅力を紹介してくれたり、ミンサーの話や方言の話など、この島のプラネタリウムでしか知ることのできない世界をたくさん教えてくれる45分間となっています。
特にアーティストのHYさんの歌が随所に流れ、島時間の魅力をギュギュッと詰め込んだ構成になっているので、本当に贅沢なくつろぎ体験ができます。
ラストに八重山諸島の様々な場所の映像がダイジェストで流れ、HYさんの『帰る場所』という沖縄の郷愁溢れる歌が流れた時なんて、沖縄に縁もルーツも何もないはずなのに
『ウチナーの心を忘れずに生きよう』
と涙なしでは見られませんでした。


昨日のステーキに続き、本日は焼肉!

さて、プラネタリウムも終わり18時。
実はこの日、夕食はホテルで働く友人と焼肉に行く約束をしていました。

焼肉ドリンク食べ放題飲み放題

僕が泊まっているホテルで働いている方なのですが、この日なら都合が良いということで仕事が終わったら一緒に食事しないかと誘われていたのです。

2年ぶりの石垣島旅行で、彼と会うのも2年ぶり。
二つ返事でオッケーし、この時間に待ち合わせました。
今回の一人旅で唯一、人とちゃんと話したのがこの時間だったと思います。

久しぶりに会えば、話も花が咲きます。
今回の旅の思い出話やお互いの仕事のことまで。
食べ放題の制限時間ではまだまだ話し足りないということで、二次会は彼の友人のバーテンダーさんが、夜間だけオープンしているという港沿いのバーにお邪魔しました。

港沿いの波音に酔いしれるバー

天気の良い日だけオープンする『レインディア』

キッチンカーで出店。
お酒を作り、周辺に設置したテーブルと椅子でオープンテラスのようにしてお酒を飲める。
しかも何を注文しても、一杯500円ということで。
行くと彼の別の友人がお客として既にお酒を頼んでおり、結局バーテンダーさんも交えて4人で2時間ほどのんびりとおしゃべり。

皆さん、関東出身ということで
たまに来るときには必ず『松屋』と『サイゼリア』で食事されるそうです。
もし石垣島からサイゼリアに行こうとして、距離的に一番近い場所は『台湾』だとか…!

普段バーなんて利用することがほぼない自分にとって、こんなにも静かに大人の時間を楽しめる場所が、しかも石垣島で見つかるとは思わず。
なんだか少しだけ成長できたような、ワクワクとして眠れない静かな夜となりました。

そして友人ともお別れし、明日はいよいよ最終日。
ホテルに戻って就寝です。

飛行機が飛ぶのは夕方なので、明日もどこかにお出かけしようと思います♪


(次へつづく↓)


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