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【心の音】

七段目の幕が上がる頃

壁を指でなぞる

『助けて』と書こうとしたけれど

指を動かすことをできずにいた

ためらった


全て

自業自得だと分かっているから

助けを壁に指で書くことさえ

罪のように思えてしまった

この命は
永遠に救われない命

永遠に
救われてはいけない命

救いなんて
求めてはいけない命。

いただいたお気持ちは、創作意欲を掻き立ててくれる毛むくじゃらでニャァと鳴く息子・娘で分け合います(^_^)