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この船から海に飛び込みたい。

私の心は、今、行ったり来たりしている。

一日の中ではそんなに変わることはないが、一週間の中であれば、何度か結論が変わる程度に行ったり来たりしている。

今の会社に居続けるのか、違う道に切り換えるのか。

そもそも、働くのか、働かないのか。

選択は自由だと思っているし、それをぜひとも体現したいとも思っている。

これは、昨年、入院する前から考えていたことだ。

今みたいに、左腕が不自由ではない頃から考えていたことだ。

そう考えると、今は、かえって言いづらいタイミングと言えるかもしれない。このタイミングで離脱することは、逃げるように感じるから。「左腕がつらかったんだね」「災難だったね」って言うのかな。ま、好きに言ってくれてけっこう。

妻には前から伝えていたものの、今のタイミングでは「夫がこんなことを言うようになったのは、長期休職と、左腕が不自由になったからだ」と、『病院』に怒りの矛先が向くだろう。私としてはそれが不本意だから躊躇する。

もしも、同僚が、私と同じ状況で同じように打ち明けてきたら、私はなんと声をかけるだろうか。

「左腕がつらいのはわかる。お母さんが突然の余命宣告を受けてつらいのもわかる。でも自暴自棄になるな。まず落ち着け。」なんて言うだろう。

いや、言うだろうか?

言わないかもしれない。

彼なら、上手く自由を勝ち取る気がするから。

思い通りにする気がするから。

大丈夫。未来の彼になら期待できる。

いつも読んでいただきありがとうございます。