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見たかったなぁ。

中学校一年生の次男は、硬式野球チームに所属している。

昨日は、二年生以下の大会があり、一年生も数名連れて行かれることになったが、残念ながら次男は選外。

残された一年生たちは、別の球場で練習試合が組まれた。

これまで私は、次男の試合を必ず観戦してきたが、昨日は義母の四十九日法要。次男だけは野球に行き、私と妻、長男は四十九日法要に参加した。


父母LINEに、スターティングメンバーが送られてきたが、次男の名前は無かった。最近はピッチャーで出ることが多いので、「あとで交代で入ってくるのだろう」と思っていた。

そわそわしながらも誰かが実況中継してくれるわけもなく。

「12-5で勝ちました」というLINEだけが届いた。
 

夕方、帰り道の次男からLINEが届いた。

「最終回、ピッチャーで出る予定で、その前の回に代打で出たんだけど」

「ランニングホームラン打って、それでコールド勝ちになって、そこで終わった」

ん?

初球だったそうだ。

完璧な当たりだったそうだ。

ダイヤモンドを回って、ベンチに戻ってきたら、監督も仲間たちも大喜びだったそうだ。

「凄く褒められた」のだそうだ。

自分が打って、終わらせたので、自分のピッチャーの機会は無くなったのだそうだ。

「一球だけ参加した」だって。

「チームの一年生でホームラン第一号」だって。

見たかったなぁ。



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