球春到来。

次男は、六年生になった。

家の中ではいつも赤ちゃんのように可愛がられている次男だが、気づけば、私の膝の上に乗ってこなくなって久しいし、お兄ちゃんよりもしっかり者のキャラが浸透している。身長も160に届きそう、というのが、突きつけられている現実。

少年野球に打ち込んでいる次男と、昨日から朝練を開始した。グラウンドの雪もやっと無くなって、今シーズンも父子での自主トレをやっていく。二月に野球肘を発症し、投げることを禁じられていた次男だが、その分、この期間はバッティング練習に力を注ぎ、バッティングは、完全復活と言える状態となった。

治療院でのハリ治療を続け、ついに、昨日から投げることが解禁された。ただ、もちろん無理は禁物。塁間よりも長い距離の遠投はダメ。朝練では、軽いキャッチボールを数分やるだけに止めておいた。

二ヶ月近く投げる動作をしていなかったから、実戦となると、なかなか腕はしなやかには動かないだろうし、コントロールも定まらないだろうと思う。それでも、久しぶりにキャッチボールをしながら、復帰までの一歩を踏み出せたことに喜びがこみ上げてくる。

朝練の最中、何かが空に舞い始めた、と思ったら雪だった。全国各地で桜が舞い散る中、こちらは昨日から時折、雪が舞っている。

明日土曜日は、今シーズン初めての練習試合が予定されている。次男は外野での起用となりそう。ピッチャーマウンドに戻るのは、まだまだ時間は掛かりそうだが、本番は五月初旬の全市大会。それまでに少しずつ調整できたらと思う。

明日は背番号１のデビュー戦。

父ちゃんはホームランが見たいです。