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自担が結婚した日

※これは2018年3月17日に書いた文章です。自担が結婚したらその時の気持ち行動を温いうちにしたためようと決めてて書き残していました。蒸し返して微妙な気持ちになる方がいたら申し訳ないですが、個人的な記録として。

3月16日11:00、目覚めてiPhone手に取ったら、一番親しいジャニオタからのLINE。

「えっ」

この文面を見た瞬間に「剛くん結婚したのか」と直感で思った。そしたら涙がポロッと出て、自分でも驚いた。飛び起きてLINEニュースで事実確認。Twitterで状況確認。パジャマのまま外出てポスト確認、まだ来てなかった。

どうして「えっ」だけでわかったのか我ながら不思議だけど、何年も前からこういうLINEが来たらそういうことだと思って過ごしてきた、からかなあ。それでも「明日は我が身」が思ってたよりも早くって、ただただ沈黙した。ずっと長い間、いつか来るいつか来ると待ち焦がれても怯えてもいたXデー、実際来てみたら私はまず砂のような感覚になった。

私は非オタの人間関係でもぶいしっくすぶいしっくす言ってるので、さすがに自担の結婚となると直連絡がけっこう来た。親族から元彼まで、身を案じてくれたり普通にびっくりしたよみたいな文面だったり。みんな思い出してくれてありがとよ…生きてますとも…でも今日はさすがに慶弔休暇にさして…そっとしといて…。お手紙と事務所FAX、公式以外の情報をシャットダウンしたかったのでネット記事もテレビも見ないようにする。蜷川さんが縁とかいきなり子持ちとか、わかってることはわざわざ見なくていい。

そこから夕方まで、予定してた仕事が手につかなくなる。これから何が変わって何が変わらないのか、パフォーマンスの質が落ちないか、ずっと前から決めてたのか、りえさんとお子さんの前ではどんななのか、何より今どんな気持ちなのか、結婚関係ないことまでもーう気になりだしたら止まらなくて。わんず円盤のドキュメンタリー2時間を、今でいいのかなと思いつつ初めて見た。そしたら映像の中の剛くんがこう言っていた。

もうなんでも良いと思うんだよね、本番でみんなが輝けば。今、1人1人が充実してるんだったら、それが素直にステージに出れば良いなっていうのはすごく思う

ああー、これを信じればいいんだ。この人は「本番」「今」「そのまま」至上主義で、余計なものを付けない、揺るがない人なんだった。こんな発言なのに、その時流れる映像ったら、楽屋で1人黙々と振付練習してるんよ。カッコよすぎてずるい。こういうところが変わらなければ、私はずっとこの人を応援できる。する。ついていくぞと。

そういえば剛くんは似たようなことを前にも言っていた。2015年8月23日の24時間テレビ。V6とJUMPと障がいのある子どもたちでストンプやった時の練習VTR、本番控える子どもたちにめちゃくちゃ穏やかなトーンで。
本番、成功しても失敗しても、どっちでもいいと思ってるんです。それまでに、どのくらい自分が納得して練習したり頑張れるかっていうのが大事だと思うので
この太字2つの発言を照らし合わせれば、森田剛がどういう人か、よく知らない人でも見えてくるのではないでしょうか。緊張する子ども相手にこう言える大人に、私もなりたい。

19:00、仕事の用で外に出る。現場で会ったクライアント兼友達にも「このことがあったから今日大丈夫か心配だったんだ」と気遣われ、すごいオタクの気持ちのわかる人なので寄りかかってしまいそうになった。

21:00、帰宅してやっと手紙開封。画像でも見ちゃってたし、本人の喋り言葉とは程遠い形式的な文面だったので、「うん(確認)」だけで閉じる。直筆の署名。(3カ月前とは全然違う)シックなデザイン。何様目線だけど、今回事務所の対応としてはこれ以上でも以下でもないソツない手法を採ってくれたと思う。批判や愚痴の火種になるような事態にならなくて、心からホッとした。准くんの時にすごく胸を痛めたので、あれに近いことが発生するのだけは嫌だった。正直結婚されるよりもそっちのほうが怖かった、世間とファンの反応で何か吹き溜まりがあふれてくること。そうならなくて本当によかった。(准くんの発表方法が云々という論旨ではなくて、発表を経て准くん自体を叩く流れが一部でできたことに、です)

3月17日5:00から6:00にかけて、メンバーコメント発表。対応にしいて言うならメンバーコメントを1日ずらす意味がよくわかんないな。今回は健くんとよったん。井ノ原組ー。本番トリオー。

 井ノ原快彦「出会った頃、まだ中学生だった剛がついに結婚。感慨深いです。これからも森田剛らしく、人生を大切に! そしてV6としてファンの皆さんと共に走り続けていきましょう! ご結婚おめでとうございます」

 三宅健「親愛なる剛へ 僕たちが出会った頃、お互いまだ10代でしたね。長年ずっと連れ添った君がついに決断の日を迎えたんですね。なんだか、うれしくもあり、さみしくもあります。僕はこれまで通り君の幸せを常に願っています。素晴らしい伴侶と人生の良き旅を! そして、彩り豊かな日々が剛の才能をより輝かせることを祈っています。そして、これからもたくさんのファンの人たちに支えられていることを日々大切に共に頑張っていきましょう!」

健くんのコメントを読み終わった瞬間に堰を切ったように泣けた。心の明暗全部さらってくれたようで、正直にさみしさ抱えながら自分のペースで受け止めようって思えた。こういうフォローができるからすごいなグループは、アイドルは。ていうか三宅健は。だって「おめでとう」って言葉使わずに、こんなに祝福と愛を伝えてるんだよ? これ披露宴の公開スピーチかな? 剛健の四半世紀すべてが詰まってるテキスト。敵わんわ最強剛担。ありがとう不滅のシンメ。剛健は宇宙。

4度の結婚発表でわかったことは、私たち一般のファンが一番重要で直接こみ上げてくるのは、お相手でも年齢でもぶっちゃけ本人コメントでもなく、タイミングとメンバーのコメント内容なんだよな。井ノ原くんの時に「取られちゃったみたいで寂しい」とコメントした剛くんのことですよ。


えー、つーことで、おたくの心救済マン・健くんのコメントも出たのでこれ書けてます。素直にさみしいって思ってもいいよね…! 昔から剛くんを見てきた人間として、今日くらい振り返って感傷的になってもいいですか…!

彼を応援してきた18年を思い返すと、それはまんま10歳からの自分の人生をたどるのと同じことで、私のワクワクとかドキドキといった感情成分の何割かは森田剛によって形成されている。剛くんを生で見てる時、アドレナリンやドーパミン、神経伝達物質のバロメーターがいつも未知数を叩き出して自分が開拓されていった。毎回一筋縄ではいかない彼から、喜怒哀楽たくさんのものをもらってきた。人生で一番大事な他人。おんなじ人を18年間好きで居続けることってそんなにたくさんないでしょうから。ああ今までいろいろ撮られたな、撮られてない時もヒヤヒヤしたな、それなのに剛くんのモテるところ好きだったんだよな、同担の友達とそう言って盛り上がったな、これからはその心配はなくなるんだな、でもゴシップ的にはもっと撮られるようになるのかもな、あーーー結婚しそうでしない危うい森田剛好きだったなあ!!

私は、剛くんを「カリスマ」という体のいい4文字で片付けるのはなるべくしたくなくて。カリスマ“性”はあるけどカリスマではない、天才“肌”ではあるけど天才ではない。気ぃ遣いで、情深くて、宇宙レベルの優しさを持ってて(©井ノ原くん)、プロフェッショナルで、努力家で、感性が鋭くて、板の上で動くのが好きでしょうがない人だと思ってる。身体で語る森田剛ですから、これからも差し出されるパフォーマンスを一番に信じていこうと思います。1stコンで泣きながら言っていた「これからは僕がみんなを幸せにします」も、20周年の時に言ってくれた「V6のファンは最強です」も、心の中の支えです。言葉や態度にするのは少しでいいから(ちょっとはあってほしい)、変わらずV6とファンのことを愛しててほしい。自分自身と、素敵な伴侶と守っていく存在を大切に、芝居も歌もダンスも、表現に手を抜かずに伝えてきてください。待ってます。

森田剛さん、ご結婚おめでとうございます。

読んでくださってありがとうございます!