女性だけの街がまた燃えている

女性だけの街がまた燃えている。

発端は「女性だけの街があったら性被害におびえず過ごせていいのにな」、という趣旨のつぶやきであったのに、いまやお祭り騒ぎである。

この女性だけの街に男性たちが「できるもんならやってみろ」「男が社会の様々なものを作ったり回したりしてるんだぞ」とかみついた。まあかみついた側もどうかと思うが、これは件の発言をした方がフェミニストで、常々そのようなツイートをしていたからであろう。

ここでフェミニストではない女性なら「実際に女性だけの街を作ってくれとか、それを作りたいという現実的な願望や男性排除の計画ではなく、性被害にあう心配なく日々暮らしたいという単純な思いでつぶやいたものです。不快に思われた方、すみませんでした。これ以上の追及をされても何もリプしません」などと言ってそれで終わりで、それ以上かみつく奴がいたら、今度はそっちが叩かれただろう。(なぜこっちが謝らなきゃならないのよ!とフェミニストの皆さんは怒るだろうが)

だがフェミニストの皆様方が「すでに女性だけの街は実在する!」「女性だけの街は建設可能!」「職業の自由があるから汚れ仕事はやらないけど!」「むしろ都心部から男性が出ていけばよい」「女に出ていってほしくないから必死☆」「子供も含め男は全て排除しなければならない」など、狂信者的な発言を繰り返した。

ちなみに誰も女性だけの街計画を止めてはいないのだが、なぜか「女性が男性の元を去るのは嫌なんでしょ、フン!」という解釈になってしまっているのが不思議だ。ドナルドダックの発明家のおじさんが作った、右から何かを入れると左から違うものが出てくる機械にツイートを入れているのだろうと思われる。

もうここまできたらこの人たちはフェミニストの化けの皮がはがれ、本性であるミサンドリーのカタマリがむき出しになっている。

この件に関しては多くの人が「あほじゃねーの」というやれやれとしたまなざしでまなざしているようだ。

私も女性として性犯罪が無くなればいいと思うし、私は住みたくないが、もし女性だけの街があってそこに住みたいという人がいるなら住めばいいと思う。しかし男性の出入りを全く無くして生活していくのは不可能だ。

外の世界に「あの街への出入りは女性しかしてはいけない」という細心の、だが巨大なコストを払わせることになる。外の世界ではインフラを整えたり、様々なメンテナンスを行う職種についているのはほとんどが男性だから、外の世界の女性にそれらの仕事を担ってもらうこととなる。

「女性だけの街へ行く専用の様々な女性部隊」。外の世界にはそんなものを用意する余裕もないし、それをしたいと望む女性もいない。

あなたはしたいか?女性だけの街に住む女性のために、きつくて汚い仕事ができるか?

男性は女性が嫌がるつらくてきつい仕事でも就業してくれている。これらの男性が社会を支えてくれている柱のひとつである。

女はトイレがつまったときにいやーんと言って電話をかければそれでいいが、実際にやってきて巨大なウンコのカタマリやらなんやらを吸い出してくれるのは業者のおじさんなんである。

あなたはできるか?他人の家のトイレのつまりを直すことが!?それを職業として極めることができるか!?

私はできないので、今後もそのおじさまに感謝して生きていきたいと思う。

そんなの街内部に会社を作ってそこから派遣すればいいじゃない!と言いだすだろうが、そうするとほぼすべての施設、業種を揃えなくてはならなくなり、それはもう街というより小さな国規模のものになってしまうだろう。ますます実現は難しい。

実際海外には女性だけの特区があるようだが、前述のような理由で女性だけでその街を運営していくのは難しいことから、たぶん政府から保護されているとしても大なり小なりの男性の出入りやメンテナンスが行われているものと思われる。

だからまあ、フェミさんたちも実現は不可能と心の中では思っているとは思うが、引っ込みがつかないんだろう…。

だってネットリンチはしても、誰ひとり女性だけの街を作るための行動を起こしはしないし、パンプスが痛いから嫌だと国に訴えた石川優実さんにだって一緒になって戦ってあげていないし…。

フェミニストがなにかをすればするほど、「あほじゃねーの」という目で見る人が増えて、フェミニストと名乗るのは恥ずかしいこと、という気持ちが定着していけばいいなと思う今日この頃である。