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iDeCoとNISAどっち?

新緑の季節となりました。まだまだ朝晩の気温差がありますので体調管理には十分注意しましょう。

さて今回は顧問先で質問されることが多かった「iDeCoとNISAどちらがいいの?」についてお話しさせて頂きたいと思います。


メリット・デメリット一覧

一概にはどちらが良いのかは難しいのですがそれぞれの特徴をメリット、デメリットで紹介させて頂きます。

iDecoのメリット・デメリット

  • メリット

    • 掛金は全額所得控除(所得税・住民税軽減)

    • 運用益が非課税

    • 受取時年金形式は公的年金控除

    • 一時受取は退職所得控除

  • デメリット

    • 元本割れの可能性がある

    • 60歳まで資産を引出せない

    • 掛金に職業別の上限がある
      (会社員月額:23,000円 自営業月額:68,000円)

    • 年齢制限あり原則20~65歳
      (60歳~65歳は条件有り)

    • 加入制限あり
      (国民年金の未納者、免除者、農業年金加入者、企業型DCのマッチング拠出している場合は加入できない)

新NISAのメリット・デメリット

  • メリット

    • 売却益や配当金に非課税

    • 少額から投資可能

    • 確定申告不要

    • いつでも引き出し可能

    • 生涯運用可能

    • 18歳以上加入可能

  • デメリット

    • 元本割れの可能性がある

    • 掛金の所得控除が無い

    • 利益が出ない限り非課税のうまみが得られない

    • 他の口座の金融商品と損益通算できない

    • 元本保証商品の購入ができない。

おすすめはどっち?

このメリットから考えるとiDeCoは全額所得控除の対象となるので、まずはiDeCoの加入がお勧めできます。

どのくらい節税効果があるの?

iDeCoでは毎月掛けられる上限金額は、加入者の職業などによって異なりますが、例えば個人事業主ですと6.8万円となります。掛金が6.8万円であった場合、一年間で81.6万円の所得控除が取れます。仮に税率30%ですと、24.4万円の税金減額になり、加入期間を20年とすると、489万円ほど税金を減らすことが出来ます

iDeCoを満額かけていたとしても老後に十分な金額とはいえないかもしれません。このため、毎月の収支に余裕がある方は、NISAを併用しながら長期間運用で資産形成を行っていくことがお勧めです。

それぞれの特徴を理解して頂き投資の参考にして頂けたらと思います。


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執筆担当

医療福祉事業部 大澤留美