「立場に徹する」思不出其位

思うこと其の位を出でず
―思不出其位―

[原文](易経 艮為山)
思不出其位。

[書き下し文]
思うこと其の位を出でず。

[原文の語訳]
思考はその立場から外れない。

[解釈]
不相応なことを考えることはないということです。

各役職にはそれに応じた仕事があります。自分の立場以上のことを考えるよりは、まずは自分のすべきことを忠実に行わなくてはいけません。

人に仕事を任せたのなら、余計な口出しはせず、まずは見守りに徹し、たまのチェックや求められたらフォローをする程度にとどめておくということです。

匠や職人は自分の職分をわきまえ他言もせず寡黙なものです。

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