「是々非々の気概を持つ」不可為不義屈

不義の為に屈する可からず
―不可為不義屈―

[原文](張中丞伝後叙)
男兒死耳、不可為不義屈。

[書き下し文]
男児死せんのみ、不義の為に屈する可からず。

[原文の語訳]
男児は死ぬのみ、不義のために屈してはいけない。

[解釈]
道義を無視して人に屈してはいけないということです。

正しいことが分かっていても、その時の立場や状況、人情で誤った決断をしてしまってはいけないということです。

相手が誰であれ「良いものは良い、悪いものは悪い」と是々非々で物言いができるようにしたいものです。そのためには、意見に納得してもらえるような言動を心がける必要があります。言うばかりで自分はどうなんだと言われてしまってはいけません。

できる人は組織の中で憎まれ役になっても正しいところは貫く気概を持っています。

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