「常に余裕を持つように」静中静非真静

静中の静は真の静にあらず
―静中静非真静―

[原文](菜根譚 前集八十九項)
静中静非真静。

[書き下し文]
静中の静は真の静にあらず。

[原文の語訳]
静けさの中だけで保たれる静けさは真の静けさではない。

[解釈]
動中の中にあっても静であることが、本当の静ということです。

暇な時だけではなく忙しいときにでも余裕があるのが本当に余裕があるということです。

仕事が苦しい中でも楽しさを見つけられることが大事ですし、忙しい中でも暇の時を見つけられるようにしたいものです。

車室空間に優れた車は、どんなに凸凹道を走っていても気づかないほど振動が伝わらず安定しているのです。

球技でもボールをもっていると相手が迫ってきます。そんな時でも一流の選手は冷静に判断できるのです。

どんなに慌てていても後から読み返してちゃんと読解できるような文字を書き、思い出しのできる適切なメモのとり方をできるようにしたいものです。

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