「表裏ある人は極端」面誉者、背必非

面に誉むる者は、背に必ず非る
―面誉者、背必非―

[原文](省心録)
面誉者、背必非。

[書き下し文]
面に誉むる者は、背に必ず非る。

[原文の語訳]
表立って褒める者は、裏では必ず批判している。

[解釈]
本人の前で褒めまくる人は、たいがい陰口を叩いているということです。

へりくだってお世辞をいわれると気分が良くなるものです。それをウラで「調子に乗っている」と誹られているかもしれません。

調子の良いことを言われても気を緩めず許さず、相手の人物像をしっかり評価する必要がありますね。

できる人は例えそういう人がいて、陰口を叩いたとしても、それを聞く周りが冷静な耳をもって取り合わないものです。

店では「美味しい美味しい」と言ってくれているけど、外では「あそこは...」と言われているかもということです。

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