「居なくなってわかるもの」既去民思

既に去りて民思う
―既去民思―

[原文](宋名臣言行録)
既去民思。

[書き下し文]
既に去りて民思う。

[原文の語訳]
既に去った民もこの地を思った。

[解釈]
去った後も慕われるような人こそ本当の正しい人、企業でもそうですね。

その時は評価されなくても、後々評価される。その地を去った住民も「あそこは良かった」と思い返すということです。

「孝行のしたい時分に親はなし」という言葉がありますね。あとから「しまった!」とならないようにしたいものです。

信念を貫くことに対し、時には反対や非難、誹謗中傷もあるかもしれませんが、できる人は、それに屈することなく成果をあげることができるのです。

短所を吊るしあげて追いやり、居なくなってから自らに足りないこと、相手の長所に気づいても手遅れです。

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