「誰からでも教えを乞う」老馬之智可用也
老馬の智、用うべきなり
―老馬之智可用也―
[原文](韓非子 説林上)
老馬之智可用也。
[書き下し文]
老馬の智、用うべきなり。
[原文の語訳]
老馬の知恵を借りよう。
[解釈]
名宰相の管仲が道に迷った際に老馬に先を歩かせて無事に帰還した話が由来です。
文自体は老いた馬が道を忘れないように、年長者の経験知は活用すべきということです。
できる人は分からないことがあれば相手が誰であっても教えを乞うということでもありますし、誰に訊けば適切に教えてもらえるか経験知をもった人をしっかり判断できるのです。
それぞれに様々な経験知を蓄積しています。どこからでも学ぶべき点はあるのです。
せっかく学べる機会があるのに、アテにして任せるだけで学ぼうとしないトップには困りものです。
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