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warashinayuki
[勝手推敲]令和3年7月31日 編集日記
原文
激闘に終止符を打ち、コート上で抱き合う2人がともに口にした言葉が、胸に響いた。「ありがとう」。結成10年のペアは縦横無尽に動きながら、最後まで息の合った姿を見せた
▼東京五輪バドミントンの男女混合ダブルスで、富岡高出身の渡辺勇大選手と東野有紗選手が銅メダルに輝いた。この種目では日本勢初、渡辺選手は日本男子初のメダル獲得の快挙だ。高校の先輩、桃田賢斗選手ら活躍が期待された日本勢が苦しむなか、重圧をはねのけた
▼中学生だった2人は互いにペアを組む相手がおらず、急造で臨んだジュニアの国際大会でいきなり3位に入った。「ほとんどしゃべらなくても、スムーズに動きが合った」。まさに運命の出会いだった
▼本県で過ごした中学、高校の6年間に東日本大震災と原発事故に遭い、避難も経験した。多くの苦労を経て、競技に打ち込める環境を整えてくれる仲間や家族への感謝の気持ちを常に大切にしているという。試合直後の言葉にも、互いへの思いが凝縮されていた
▼試合後、渡辺選手は「福島で培われたものが成果として結び付いて、素直に誇りに思う」と語った。気迫あふれるプレーに、励まされた県民は多いはずだ。感動をありがとう。(2021年7月31日付 福島民友新聞 編集日記)
推敲後
激闘に終止符を打ち、コート上で抱き合う2人がともに口にした「ありがとう」の言葉が胸に響いた。結成10年のペアは縦横無尽に動きながら最後まで息の合った姿を見せた
▼東京五輪バドミントンの男女混合ダブルスで富岡高出身の渡辺勇大選手と東野有紗選手が銅メダルに輝いた。この種目では日本勢初であり渡辺選手は日本男子初のメダル獲得の快挙だ。高校の先輩である桃田賢斗選手ら活躍が期待された日本勢が苦しむなかで重圧をはねのけた
▼互いにペアを組む相手がいなかった当時中学生の2人は急造で臨んだジュニアの国際大会でいきなり3位に入った。「ほとんどしゃべらなくても、スムーズに動きが合った」。まさに運命の出会いだった
▼本県で過ごした中学と高校の6年の間には東日本大震災と原発事故に遭い避難も経験した。多くの苦労を経て、競技に打ち込める環境を整えてくれる仲間や家族への感謝の気持ちを常に大切にしているという。試合直後の言葉にも互いへの思いが凝縮されていた
▼試合後に渡辺選手は「福島で培われたものが成果として結び付いて、素直に誇りに思う」と語った。気迫あふれるプレーに励まされた県民は多いはずだ。感動をありがとう。
後記
「多くの苦労を経て、競技に打ち込める環境を整えてくれる仲間や家族への感謝の気持ちを常に大切にしているという」という文に続けて「試合直後の言葉にも互いへの思いが凝縮されていた」となっているのですが、この「互い」は前文を受けての「仲間や家族」なのか、互いだから「二人」なのか。文中「言葉にも」とあるので「仲間や家族」だと考えるのですが難しいです。
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