「私情を挟まない人は信頼される」以公滅私、民其允懐

公を以て私を滅せば、民其れ允に懐かん
―以公滅私、民其允懐―

[原文](書経 周官)
以公滅私、民其允懐。

[書き下し文]
公を以て私を滅せば、民は其れ允(まこと)に懐かん。

[原文の語訳]
公平を心がけ私心をなくせば、民は信頼してなつくものである。

[解釈]
私情を排除し公明正大に接すれば、周りから信頼され、声をかけてもらえやすくなります。

上が贔屓したり不公平であれば、下は不平不満を抱くことは当たり前です。特定の階層だけ優遇すると色々言われますよね。

入札も出来レースとなっては信用も地に落ちます。

できる人は冷静な判断ができ、それにより信頼され周りからも相談事を持ちかけられることも多くなります。

人の意見を聞き流して自分の意見を押し通そうとする人からは周囲も離れていくものです。

人が離れる理由を傾聴することなく私情に任せて聴こうともせず、ただ罵声や批判をするのでは周りからの信頼も落ちてしまいます。まして周囲に離れる人に近い人がいると尚更です。その場合、人がいなくなって衰退するか独裁による恐怖政治が予想されますが、早かれ遅かれ滅亡に行くつきます。

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