「それぞれに使い用途がある」使智使勇、使貧使愚
智を使い勇を使い、貧を使い愚を使う
―使智使勇、使貧使愚―
[原文](三略)
使智使勇、使貧使愚。
[書き下し文]
智を使い勇を使い、貧を使い愚を使う。
[原文の語訳]
叡智を使うか勇気を使うか、貪欲を使うか愚闇を使うか。
[解釈]
適材適所です。その人のどの能力を評価して事に当たらせるかがリーダーの手腕が問われます。
人に限らず自分の中にある優劣の能力を余すことなく使えるようになりたいものです。劣ると思っている能力も違う形で活用できるかもしれません。
壊れてしまった物でも、別に使い用途があったりしますよね。
飛び込み営業が強い人もいれば、それは苦手でも待ちの営業で接客に強い人もいます。口頭は苦手でも筆文に長けていることもあります。
あがり症の人に対しては突然指名することはせず、前もって予告することで原稿を用意、練習してもらうこと結果は向上するのです。
異論や否定的な意見ばかりを出す人でも、それにより見落としに気づかせてくれるものです。
誰にも底辺は横一線でしか評価せず「これをやってくれることは評価できるけど、この件は彼もやってるのだから君もやってくれないと」とマイナスに相殺してしまうトップには困りものです。
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