「明文化して確実に批評する」夫賞罰者、不在乎必重、而在於必行
賞罰は、必ず重くするに在らずして、必ず行うに在り
―夫賞罰者、不在乎必重、而在於必行―
[原文](中論)
夫賞罰者、不在乎必重、而在於必行。
[書き下し文]
賞罰は、必ず重くするに在らずして、必ず行うに在り。
[原文の語訳]
賞罰は、必ずしも重くすればいいというわけではなく、必ず行なうことに意義がある。
[解釈]
成功や失敗に対して過剰に批評するよりも、漏らすことなく確実に批評する行為自体に意義があるということです。
罰が大きいと萎縮してしまいますし、賞が大きいと無理をしたり功を偽ったり、さらには驕りにも繋がりかねません。
チャンスを奪うのではなく同じ失敗を繰り返さないようにさせることが人を成長させるのです。
情状酌量や執行猶予ではなく禁錮ということでしょうし、賞も明文化しておくということでしょうか。
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