「風を読んで準備する」樹堅不怕風吹動

樹堅ければ風の吹き動かすも怕れず
―樹堅不怕風吹動―

[原文](北風吹)
樹堅不怕風吹動、節操稜稜還自持。

[書き下し文]
樹堅ければ風の吹き動かすも怕(おそ)れず、節操稜稜たればまた自ら持す。

[原文の語訳]
しっかりした樹は風に吹かれてもおそれない、しっかりとした意志があれば自分を維持できる。

[解釈]
しっかりと根付き幹がしっかりとしている木は風に吹かれてもびくともしない、人も軸がしっかりしていればそうそう動じないということです。

世相や流行に乗ることも大事ですが、風まかせな風見鶏ではいけないということですね。

風を読むことで、順風や追い風を背に受けられるよう、一方で突風や逆風にも動じることのないよう事前に対応できるようになりたいものです。

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