「調子に乗りすぎない」弄巧成拙

巧を弄して拙を成す
―弄巧成拙―

[原文](拙軒頌)
弄巧成拙。

[書き下し文]
巧を弄(ろう)して拙(せつ)を成す。

[原文の語訳]
技巧を用いすぎて出来を悪くする。

[解釈]
上手くやろうとして逆に失敗してしまうということです。

料理を美味しくしようとあれこれと調味料を加えたら逆に味がわからなくなってしまったりしませんか。

勉強ノートをきれいに清書したけど、実は内容を整理することが目的となってしまい、肝心の中身は全然憶えていなかったという苦い経験があります。

一文字一文字をきれいに書くことに集中して、用紙のスペースや文字のバランスが崩れてしまってはいけません。

「策士策に溺れる」です。自らのカリスマ性を武器にあれこれ公言しても、負担や矛盾が大きくなっては実現できません。

得意になって調子に乗りすぎないように注意しましょう。

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