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「安易に流されない」一犬吠形、百犬吠聲

一犬形に吠ゆれば、百犬声に吠ゆ
―一犬吠形、百犬吠聲―

[原文](潜夫論 賢難)
一犬吠形、百犬吠聲

[書き下し文]
一犬形に吠ゆれば、百犬声に吠ゆ

[原文の語訳]
一頭の犬が影に吠えると、犬たちはその声につられて吠える

[解釈]
一人の勘違いした発言に、多くの人たちが賛同し同調するということです。
ありもしない事でも波及するということです。
SNSではありがちなことで、間違いやデマであっても拡散し、さらに一度広がったものはなかなか収束しません。
本来であれば事実かどうかを確認する必要があるにも関わらず、鵜呑みにして安易に拡散してしまう場合があります。
また最近は「同調圧力」といった、周囲の目を気にして足並みを揃えるといった風潮も見受けられます。自分が理解、納得して同調するのであればよいですが、そうではなく「ただ何となく」というのでは要注意です。

自らまずその情報の中身が正確かどうかを確認し、その上でその内容が正しいのか間違っているのかを判別、そして自分はどうするかを決断するようにしたいものです。

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