「心地よい疲労に」労心不如労力
心を労するは力を労するに如かず
―労心不如労力―
[原文](官箴)
労心不如労力。
[書き下し文]
心を労するは力を労するに如かず。
[原文の語訳]
心を苦しめることは体を苦しめるのとは違う。
[解釈]
精神的な疲れと肉体的な疲れは違うということです。
考え疲れるのと、現場で活躍するのとは疲れの意味が違うということで、当時として主は統治に苦心し、民は労務に苦心するということです。
考えることに苦労するよりも動いて苦労する方がよいということかもしれません。
考え込むことで時機を逸したり後手を踏むよりも、とりあえず先手を打ってみるほうが、スムーズな進行や後の始末など結果に差が出ることもあります。
仕事が暇なのに疲れるのと、忙しくて疲れるのとでは気分的なものも違ってきますね。できれば心地よい疲労感であってほしいものです
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