「きちんと評価する」明主不掩人之義

明主は人の義を掩わず
―明主不掩人之義―

[原文](戦国策 巻第十八)
明主不掩人之義、忠臣不愛死以成名。

[書き下し文]
明主は人の義を掩(おう)わず、忠臣は名を成すを以て死をいとわず。

[原文の語訳]
名君は他人の功績を覆い隠さない、忠臣は大義名分のためには死をいとわない

[解釈]
できるトップは人の功績を隠したりせず人前できちんと誉めるものです。他人の功績を我が物としたりしません。

ライバル会社を人前で正当に評価できるということは、その業績を素直に受けいることができているからです。妬んだりしていては組織の士気も下がりますし、部下もついこなくなります。

正当に評価できるということは自分との違いを発見できる機会にもなります。

部下の功績を我が物顔で自慢し、他の組織が好調なのを妬むだけでは組織の発展は望めません。人材も去っていってしまう危険性があります。

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