「良くも悪くも自分次第」善敗己由

善敗己に由る
―善敗己由―

[原文](春秋左氏伝)
善敗己由。

[書き下し文]
善敗(ぜんぱい)己(おのれ)に由(よ)る。

[原文の語訳]
良くも悪くも自分によるもの。

[解釈]
成功や失敗、良いことも悪いこともすべては自分次第ということです。

成功は自分の手柄で失敗は人のせいにするようなことをせず、全ての結果は自分が由来すると認識しなくてはいけません。

人に任せたことで上手くいかなかったとしても、それも自分がちゃんと手立てをしてなかったと反省と確認が必要ですね。

運を引っ張れるのも自分次第ですし、特需に対応できるのも日頃からアンテナを高くして準備をしているからです。一方で手を抜けば後始末をすることにもなりかねません。

同じ物事でも捉え方、見方次第で善し悪しが変わることがあります。せっかくなので出来る限り良い方向に、ピンチも自らの否を認め受け入れた上で、これもチャンスだと切り替えられるようにしたいものです。