「安定期は内部紀律を正すことを怠らない」治世御衆、建立輔弼、誡在面従

世を治め衆を御するには、輔弼を建立し、面従を誡む
―治世御衆、建立輔弼、誡在面従―

[原文](求言令)
治世御衆、建立輔弼、誡在面従。

[書き下し文]
世を治め衆を御するには、輔弼を建立し、面従を誡む。

[原文の語訳]
世を治めて民衆を統御し、輔弼(補佐役)を立て、面前だけ従うことを戒めるべきである。

[解釈]
安定した治世とするには、天子を助ける補佐役を任用し、媚びへつらう人の態度を改めさせる必要があるということです。

安定期を持続するにはトップ一人だけではなく補佐役が必要です。そういった人材を登用した上で、面従腹背するような人を改心させる必要があります。

平和な期間が長く続くと、気の緩みや派閥や内輪での利権争いが出てきます。そういった時に備えて、しっかりとした補佐役を据えて、紀律を正すことを忘れてはいけません。

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