「取り組む姿勢が大事」処事者、不以聡明為先、而以尽心為急

事を処する者は、聡明をもって先と為さずして、尽心をもって急と為す
―処事者、不以聡明為先、而以尽心為急―

[原文](官箴)
処事者、不以聡明為先、而以尽心為急。

[書き下し文]
事を処する者は、聡明をもって先と為さずして、尽心をもって急と為す。

[原文の語訳]
物事を処理する人は、聡明さより先に、全力を尽くすことを最優先する。

[解釈]
知識も必要ですが、まずは力を尽くして事に当たる方を優先するということです。

力不足でもやる気があれば周りを巻き込むことで助けを得ることもできます。

できる人は、例え実力を備えていても「楽勝楽勝」と奢らず、真剣に取り組むことで心の隙を作らないものです。

聡明さが故に「これで充分」と安易に自己完結しまいがちですが、念には念を入れることは大事です。

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