「逃げ腰ではいけない」臨難毋苟免
難に臨んでは苟も免れんとするなかれ
―臨難毋苟免―
[原文](礼記 曲礼・上)
臨財毋苟得、臨難毋苟免。
[書き下し文]
財に臨みては苟(いやしく)得んとすることなかれ、難に臨んでは苟も免れんとするなかれ。
[原文の語訳]
金品に対しては軽々しく欲しがってはいけない、困難に対しては簡単に逃げようとしてはいけない。
[解釈]
逃げ腰な姿勢ではいけないということです。
困難の問題解決が次のステップへのヒントになったり、後世への教訓や対策になったりします。
できる人は困難から逃げることなく、あえてそれを引き受け、解決に向け努めるのです。部下の失敗をフォローしてくれる上司はありがたいものです。
やりたいことは強硬なのに、自らが判断したくなかったり、適切な解決策が見つからないと、やたら住民の意見を聴くといって結論を先延ばしにしたがるトップには困りものです。
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