いつまで賠償するのか

フランスは第二次大戦中にユダヤ人迫害に手を貸した責任を認めて、アメリカ在住のユダヤ人に賠償金を払う。

ナチスに協力してフランスの列車を使ってドイツの収容所まで輸送した(76000人)咎だそうだ。1人につき10万ドルとのことである。

フランスはドイツ占領下にあったはずだし、フランスそのものが連合国側だったが、それでも今に至るまでこういう事態を受け入れている。「あの時はやむを得なかったのだ」と抗弁したいだろうが、米国での訴訟を避けたのである。

 我が国は、戦後一貫して謝罪を続け、賠償金を払い続けてきたが、まだ足りないと叱られている。「どうして日本だけを?」という感情は強いが、日本だけではないようだ。フランス政府のこの対応も注目する必要があるだろう。

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