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【映画感想92】オンネリとアンネリのひみつのさくせん/サーラ・カンテル(2019)


100本目指して週2で映画の感想を書いている絵描きです。
「オンネリとアンネリ」シリーズの3作目を見ました。

自由のない「子供の家」から逃げ出してきた男の子を保護したオンネリとアンネリが、子供達を助ける為に奮闘する話。

前作、前々作で出てきたお隣さんや小人一家が楽しく暮らしている姿が見られることと、人間の欲の部分があんまり出てなくてより絵本っぽいストーリーでした。(個人的に前作のようなブラックな部分があった方がより「小さなおうち」のユートピア感が強調されるので好き)

今回出てくる園長先生は子供を番号で呼ぶし安全管理のためと遊具を取っ払ってしまったりと子供にとっては悪なのですが、汚いからと取り上げたぬいぐるみを洗ってきちんと返してあげたり没収したUFOの本に夢中になっていたり憎みきれない感じ。

背丈が伸びてすっかりお姉さんになったオンネリとアンネリに感無量になりつつ、「ちいさな女の子のための家」はいつかふたりに合わなくなるんじゃ……?と不安を感じたのですが、
バラの木夫人が結構近い距離に住んでるっぽい感じで登場して安心しました。
リフォームしてもらえそう。

公開中の映画は3作すべてみたので、
原作の絵本も読んでみたいです。


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