ぶん殴りたい!
料理好きの親+末っ子=料理できる人間
中タイトルになっているこの方程式、テストに出るので覚えておくこと。
どうも、元料理人の視世陽木(みせ はるき)です。
親が料理が好き、もしくは得意である場合、そのDNAは50%の確率で自分にも受け継がれている。
その50%を引いていて、なおかつ才能が開花するきっかけがあるかどうかだ。
そして才能が開花するきっかけとして大きいのが「末っ子」。
なぜなら、家で発生するお手伝いの大半を兄や姉から押し付けられ、好きも嫌いも関係なく「やらねばならない」瞬間が多いからだ。
あっ、もちろん実体験ですよ!
私には兄と姉がいるので、「親(お手伝い発令者)→兄→姉→私」という流れでお手伝い(という名の強制労働)が回ってきていた。
常々「どうせ俺に回ってくるから直接言えばいいのに。母もアホだな」と、親を卑下していたものだ。
ちなみに私はクズ人間なので、この卑下は大人になっても変わっていない(ぉぃ)
こんな歴史があったため、私は料理人間となった。
料理もお菓子作りも大好きである。楽しいからね。
でもおめぇだけは許さねーかんな!
「おめぇ」というのが誰だか、私にはわかっていない。
だが私には許せない「おめぇ」が存在する。
それは
「料理男子はモテる!」
と言い出したヤツ&言ってるヤツだ。
おらっ、私の前に出てこい!
そして1発ぶん殴らせろ!!
ぶん殴られるのが嫌なら、左右の眼球に塩コショウさせろ!
料理男子がモテるのであれば、この私が「未婚&彼女なし」なわけがない!
あってはならないことだ!!
いいか、モテたい男子諸君!
「料理男子がモテる!」は幻想だ!
絶対に信じてはいけない!
正しくはこれだ↓
「料理ができるイケメン男子はモテる!」
男子が料理をしているからモテるのではない!
イケメン男子が料理をしているからモテるんだ!!
勘違いすんなよ!!!
っていうか、イケメンは料理しなくてもモテるんだかんな!
Notイケメン料理男子のリアル
幼い頃から料理大好きだった私の、学生時代のリアルを少し紹介しよう。
大学生はお金がないことが多いから、外で飲み食いするよりも宅飲みする機会の方が多かった。
しかし「コンビニ飯に飽きてる&家庭的な料理を食べたい」というダブルパンチの欲求から
「視世、何か料理を作ってくれよ!」
という流れになる。
料理は好きなので、「ドキッ!男だらけの大飲み会~ポロリはないよ~」の時はいいのだ。
問題は女性陣が参加する時だ。
私だって人様が作る料理が食べたいのに
「視世くんの前で料理なんてできない!」
「恥ずかしい!」
「美味しくなかったら何か言われそう!」
「私より上手に作れるでしょ!」
と、ゴキブリの存在並みに拒否される。
言っておくが、私は料理は好きだが、特別上手いわけでもなければ味に厳しいわけでもない。
好き嫌いもないので、大抵のものは美味しく食べることができる。
それなのに、あまりにも理不尽な拒否だとは思わないかい?
料理ができる便利屋さん
あと、いいように使われるようになるのも注意だ。
料理人はお人好しではいけない!
下に書くのは、学生時代の私によくかかってきた電話だ。
「風邪ひいたからお粥とか雑炊とか作りに来て!」
「体調悪いから胃に優しいもの食べたいな!(訳:作りに来い)」
のこのこ作りに行くお人好しな私が悪いのだが、体調不良でSOSを発する人を放っておけない性格なので大目に見てほしい。
しかもこの理不尽な依頼、男子より女子からの方が圧倒的に多い。
……えっ?
そっから発展するんじゃないかって?
そんな弱みに付け込むようなことはしたくない。
っていうか、男として見られてないことも多かった(この話はまた別の機会に)。
今の私があるのは料理のおかげ
こんな経験をしてきたから、飲食店バイト以外でも料理をする機会が多く、今の料理好きな私があるのは間違いない。
あの頃作っていた料理の材料費をほとんど払ってもらえてないことも、今では良い思い出……なわけでもないが、今更な話なので諦めよう。とほほ。
家でも料理するし、バイト先でも料理するし、友達の家でも料理をする。
あれ?
学生時代の私、料理しかしてなくない? 何なの?
料理は楽しいからいいんだけどね。
だけどな、やっぱり「料理男子はモテる」、おめぇだけはダメだ。
一発ぶん殴らせろ。
終わり
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