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シナモンロール屋さんになるまで #12 独りチャレンジ

今日の研究ポイント

・ひとりで全行程を行う
これまでレンタルキッチンで製造する際は製造個数の最大化を優先して、パートナーに手伝ってもらっていた。今回はわたしひとりでどこまでできるかを検証することにした。

・フィンランドスタイルの成形磨き
フィンランドスタイルがどうしても綺麗な形にならない。原因と思われることをひとつずつ潰して改善する道のりのパート4ぐらい。

結果・考察

ひとりで全行程を行う

朝6時前、IKEAバッグをリュックのように背負い、キャリーカートにコンテナを乗せて、肩にも大きなバッグを担ぐ。二人なら夜逃げだが、ひとりでは完全な家出少女スタイルで搬入。家から徒歩1分のありがたさが身に染みる。

やっと慣れてきた作業場をより効率的に使うために備品や食材の配置も前日に考えて、メモしてきた。

ひとりで作業して時間内に焼きあがらないと困るため、製造量を普段6ターン72個のところを、4ターン44個で計画した。結果、かなりゆとりを持って全作業を終えることができた。もう1ターンは今の装備でもひとりで回せそうだ。さらなる機材導入を検討していて、それによってはひとり6ターンも可能かもしれない。

フィンランドスタイルの成形磨き

私のフィンランドスタイルは10個中4個ぐらいが2次発酵時に形が崩れてだらしなくなってしまう。
昔、家で焼いていたときは焼成時に全部巻きが開いてしまっていたため(単に閉じ目があまかった)、最近はひっぱりなら強めに巻いていた。
しかしどうも焼き上がりがバラバラなのが悩みだ。いろいろ調べてみると、どうやらこのひっぱりが良くないのかもしれない、という仮説が浮上し、今日はやさしーくひっぱらないように巻いてみた。

結果、あまり変わらず。綺麗なものもあったものの、むしろ巻き数が減ってさらにデーンとした顔の特大シナモンロールがたくさんできてしまった。どなたか解決方法が分かれば教えてください。

所見

ちなみにフィンランドのカフェなどでは手のひらよりもかなり大きいサイズで、平べったいシナモンロールがよく見られる。これが王道のKorvapuustitだという人もいるだろう(サムネイルはヘルシンキ一美味しいと言われているKannistonleipomoのシナモンロール)。
私自身は、ホストファミリーのお母さんに習ったふわふわで高さのあるシナモンロールの方が好みのため、Mäkipeltoではそのレシピを再現している。

今日の製造は試作品なので冷凍は自宅で。と思ったが自宅の冷凍庫はすでにシナモンロールでいっぱい。仕方なく会社の冷凍庫を間借りすることにし、たまたま家にあった配達に便利なあのバッグを借りて運んだ。

こんにちはー、シナモンロールのお届けでーす。ってできたら面白いのに。

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