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夏季休暇の過ごし方

折角の長期休暇だから有効かつ楽しく過ごしたいと思い、連休前に岐阜県の飛騨小坂(下呂から高山方面に22Km先)より南東約7Km先にある湯屋温泉旅館の〇〇荘に8月15日泊で予約した。10日位から中部地方に台風7号が接近するとのニュースが流れ、安全を期して予約を1週間延期することとした。
であれば、台風が来る前に、日頃読みたいと思っていた書籍を読むことができるのではないかと思い、書店に出向いた。手にした本はずばり「哲学」と「宇宙のしくみ」の2冊であった(いずれも出版社は西東社)。面白くてその週のうちに読み上げてしまった。前者は古代から現代に至るまで、その時代ごとの哲学者の主張を紹介するもので、後者は近年高度な望遠鏡技術等によって新たに発見された宇宙の姿を途方もない時間的経過と想像を絶する空間的広がりの中で紹介されたものであった。
いずれも衰えつつある頭脳をフル回転し、何とか理解しようと思考し、次はどんな事実が記載されているかワクワクしながら時を過ごした。日常的あるいは常識的な思考の外側にも隠されている真実を発見することは実に楽しいものである。
さて、台風も去り、8月21日、午後より車にて飛騨小坂駅より北東20Km先にある鈴蘭高原を目指した。鈴蘭高原は標高1330mあり、御岳、乗鞍岳など北アルプスが展望できる。頂上一体はゴルフ場になっていて、カントリークラブもある。そのカントリークラブでコーヒーなどを飲みながら、涼しいところでゆっくり過ごしたいものと期待していたが、当日のレストランは休業、気温も名古屋ほどではないが、思っていた以上に暑い。来る時期を誤ったかなと早々に退散することとなった。
さて、下山してから小坂にある「がんだて公園」より更に上流約3Km先にある「滝」を見に行くこととした。左側は谷底、右側は岩がそそり立っている砂利道、しかも道幅は狭い。対向車が来たらどうしようかと思案しながらハンドルを握る手には汗がにじんだ。何とか目的地に到達し、沢に下りたら、目の前に大きな滝2つが目に入った。(たらたに滝、あかがねとよ滝と呼ぶらしい)。人があまり入り込まない静寂な自然そのものの滝はすばらしい。身も心も洗われる。
その後、予約しておいた〇〇荘に入った。この旅館は400年以上の歴史があるそうで、炭酸含有量が非常に高いことで有名であり、胃腸を整え、また美肌効果抜群と聞いている。宿泊料はリーズナブルな上に温泉と料理は誰が行っても満足するもので、コスパは最高であった。
お陰様で、今年の夏季休暇の過ごし方は充実していた。

画像説明:左上より鈴蓮高原展望台/展望台より御岳、乗鞍岳など北アルプスを望む/カントリークラブ前景/がんだて公園上流にある「からたに滝」/宿泊した湯屋温泉前景/同旅館の夕食料理


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