四谷、かつれつたけだで「牡蠣バター」を。
よつや、四谷、四ツ谷。
どっちの漢字で書くのかいつもわからなくなるが、四ツ谷駅といえば「牡蠣バター」だ。
どの角度から見てもうつくしい牡蠣バターを、ひさびさにたべてきた。
むかし紀尾井町の会社に勤務していた頃は、午前の仕事をそうそうに切り上げて、11時前にはお店に向かっていた。あるいは自宅から直行していたこともあった。
かつれつ四谷たけだである。
カツレツやエビフライなどの揚げ物がとにかくおいしい洋食屋さん。いつもはカツかメンチかエビフライか、またはカレーにしようかなんて考えるのだが、この時期はやっぱり牡蠣バターだ。
岩手県大船渡産、大きめサイズのぷっくりとした牡蠣が完璧なバターソテーに仕上がっている。
ひとくち噛むと、バターの甘み、塩気とともに、牡蠣の香り、旨味がじゅわーっと広がる。ぱんぱんの牡蠣にとじこめられた旨味成分が口内に飛び出してくる。
うまい。何度来ても、やっぱり、うまい。1700円払うならこういうものを食べたいよな、と外苑前のランチ事情を思う。
そして、この大きさ。
カキフライってあまり大きいサイズ好きじゃないんです。一口で食べられる程よいサイズのほうがおいしい気がして。
でもここの牡蠣バターはこの堂々とした大きさの牡蠣で、どこからどう食べても同じくおいしい。大きい牡蠣が4粒。これが飽きのこない絶妙な量。ちょうどいい。
牡蠣で白米をたくさん食べてしまう不思議。
ちょいがけカレーもいいけれど、牡蠣バターのときは出番なしだ。
この看板メニューは4月まで
一番好きな洋食屋。今年はあと1回くらい行こうかな。