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“ふるさと納税型”クラウドファンディングを知っていますか?

これ、いままで知らなかったんですけど、すげーいいじゃん!って思ったので紹介したい。

ふるさと納税型クラウドファンディングとは?

これを語る前に、まずはふるさと納税もクラウドファンディングもどっちも知らない人のためにそれぞれ説明しますね。

【ふるさと納税のざっくりすぎる説明】

ふるさと納税というのは、自分で選んだ好きな地方自治体に一定額を納税することで、その金額が個人住民税などから控除されて、さらに返礼品というリターンまでもらえるという非常にお得な仕組み。誰でもできるのでやっておいて損はないかと思います。

僕は毎年ふるさと納税やっていますし、今年もすでに限度額近くまでふるさと納税にぶっこみました。

【クラウドファンディングのざっくりすぎる説明】

クラウドファンディングというのは、個人や企業が何らかのプロジェクトを実行するために資金やその他の支援を一般から広く募り、支援者は無事にお金が集まってプロジェクトが実行された際に何かのリターンがもらえるというやつ。

わりとよく見られるのは、斬新なデジタルガジェットのアイデアや新しいお店のオープンなどの案件で資金をつのるパターン。僕も何度か支援して、オープンしたお店の会員権をもらったり、完成したガジェットをもらったりしました。いままでで一番支援して良かったなと思うのはあの有名なローストホースです。

で、この2つの要素を組み合わせて、「クラウドファンディングに支援しているんだけど、その支援が地方公共団体へのふるさと納税にもなっていて、ちゃんとその支援額が、自分で納めるべき税金から控除される」というのが、ふるさと納税型クラウドファンディングなのです。

要はクラファンでいい感じのプロジェクトに支援したら、それがそのままふるさと納税にもなっていて、リターンはもらえるし、納税もできてるし、すごいじゃんこれっていうことです。

へえーこういうのもあるんだなって初めて知りました。

富山の子どもたちに未来を(そして僕らにお寿司を)

で、僕がいろんな人におすすめしたいなと思ってて、さっき支援もしたのがこちらです。

READYFORというクラウドファンディングサービスで公開されている「富山の子どもたちに未来が広がるIT・キャリア教育を届けたい」です。

このプロジェクトは富山県出身の起業家が、「富山にいながら多様なキャリア・大人に触れられる機会を作り出したい」という想いのもと立ち上げた、学校をオンライン上で開放し、県内外・海外の複数地域と結ぶというプロジェクト。

概要ページにはこう書かれています。

2018年、サマーインターンシップに来ていた富山高専の子から相談されました。「ITやアプリを学ぶのは楽しいけど、その仕事をしている大人を見たことがない」。ガツンと、きました。ITを楽しく学んでいる彼でさえ、リアリティが薄い。
「どうにか、日常的・双方向的に子どもたちが素敵な先輩たちに話せる機会を作りたい」と、高校生が、学校内にいながら、普段会えない大学生・大人に進路や夢の相談ができるというソーシャル進路相談サービス"imAdokI"の開発にチャレンジしています。
今はほとんどの子どもが体験したことのないオンライン進路相談を県内高校の子どもたちに実際に体験してもらいたいという想いで、今回、皆様にクラウドファンディングの応援をお願いする運びとなりました。

クラウドファウンディングの素晴らしいところはこうしたプロジェクトを個人として応援できること、そして大事なのがこれ。

このプロジェクトに対する個人による寄附はふるさと納税の対象となり、ご寄附いただいた額に応じて、個人住民税等から一部が控除されます。

ふるさと納税の仕組みに則っていることで、意義ある活動にピンポイントで納税できるし、ちゃんと納税額から控除されるのです。

そしてクラファンとしてのリターンとしては、地味に、これがすごい。

5万円を支援(寄付)すると、富山市にある「鮨人」での成果報告会に参加できるのです。

ふーん。

って思うじゃないですか。でもこの鮨人というお店は、かなりの人気店でそうそう行けないお店なんです。

それがこのクラファンに支援することでプロジェクト報告会という形で行けるのです。5万円かかってるけど、その分はきっちり納税額から控除されているので、実質ふるさと納税にかかる手数料の2000円で行けることになります。

というわけで、僕は高校生におもしろい大人と出会える機会を提供するプロジェクトと、この寿司屋での報告会に賛同したので5万円支援しました。

あー来年あたり富山の美味しいお寿司屋さんでもふらっと行ってみたいなあっていう淡い願望を持っている人はこのふるさと納税×クラファンに一口乗っかってみてはいかがでしょうか。

お寿司はきっと美味しいし、高校生は貴重な学びの機会を得ることでしょう。


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