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スマホゲーム業界ではたらく企画職が2020年3月に読んだ本まとめ

こんにちは。なるぴーです。
スマホゲーム業界9年目で、コンテンツのディレクションやプロジェクトマネジメント、シナリオの作成を行っており、企画ミッドフィルダーを自称しています。

新型コロナウィルスの影響でうちの会社もリモートワークが始まりました。
まさかこと、2020年に、移動が制限される、デス・ストランディングのような世界観になるとは思ってもいませんでした。

こんな外に出られない時期だからこそ、たくさん本を読むしかない!ということで、2020年3月に読んだ本をまとめました。

ここ最近はずっと電子書籍で本を読んでいたのですが、
紙の本を積んで、適度なプレッシャーを感じながら、気になる部分にラインマーカーをガシガシ引いていく方がテンポよく読めます。

しばらくはまた紙の書籍で、読んでいこうかなと思ってます。
では、紹介コーナーです。

お金・仕事

現代のお金と広告、ファンについて語られている本。
お金は、「提供した価値の対価」であり、その価値を高めるには、希少価値を高め、信用面積を増やすこと。
文字が大きいので読書がニガテな方も最後まで読み切れそうです。

もう25歳ではないのですが(涙)
はたらく上でのポイントを短くまとめています。
印象的なのが「素振りを怠るな」というもの。
何かが起きた後では遅く、常日頃からウォーミングアップしておこうという話。此度の情勢の後にも動けるよう、思考を続けていきたいですね。

謎の神様ガネーシャが、売れない芸人に成功の秘訣を教えてくれる話。
ここに書かれていたのがめっちゃ本を読め、ということ。
「本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにつくられてきたもの」「その本でも解決できないアナタの悩みは、悩みのガラパゴス諸島なの?」と煽られたのが妙に響きました。たくさん悩んで、読んで、動こうと思えるフレーズがたくさん。

故・瀧本先生の本。
現代の資本主義社会はゲリラ戦であり、どのような戦い方をすれば、
ゲリラ戦に打ち勝てるかの指針について述べられている本。
こちらの本でも述べられているは「人と違うインプットをせよ」ということ。西野さんの希少価値にも通ずる考え方です。

創作

プロット・シナリオ制作もするので参考になるかもと、手にとった本。
漫画の要素を、キャラクター・ストーリー・世界観・テーマに切り分けてそれぞれの思想について述べた本。
かなり言語化されており、体系化されている。
特に創作は、自身のテーマを見つけ、それをいかに伝える手段を磨いていくか、だと思うのでこれらの観点は身につけておきたいという印象です。
荒木先生からの挑戦状的なメッセージも感じます。

小説・ライトノベル

GA文庫の『ダンまち』から7年ぶりの大賞というポップを見て購入。
なろう系小説にあるある転生ものね...と思いきや序盤で裏切られ、終盤でも山場が。これが処女作というのが信じられないような才気あふれる文章力。
中二ワードの世界観も見せつつ、読者の理解を超えないよう専門用語がコントロールされ、キャラ立ちもしているのでアタマの残りやすい印象。2巻、3巻も購入。

十三騎兵防衛圏(↓)をプレイしたら、SFが読みたくなり、購入した本。
人類が漸く宇宙進出を試みた……と思いきやその技術を圧倒する宇宙人、<オーバーロード>による人類の支配と統治、人類の行く末の進化についてが描かれている。これが1952年に書かれていることの驚きよ……

謎がひとつ解けたかなと思ったら次の謎が提示され、
その謎のピースをひとつひとつ組み立てていくアドベンチャーゲーム。
ノートに時系列などメモしながらプレイしたのはなかなか新鮮な体験。
いったいどれだけの時間と労力を使ったらこれだけのプロットを構築できるのだろうと、衝撃の一作。

以上、2020年3月に読んだ本は、7冊でした。
活字に飢えていたのかわりとよく読んだほうかもしれません。
4月号も備忘録的にやってみようかな。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました! サポート頂いた分は、新しい記事を作成時の参考書籍や、 勉強代に充てさせてもらう予定です。