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ととのわない

某月某日

身の回りや自分自身が全くととのわない。

部屋がしょっちゅう散らかる。掃除も片付けもしてるのだけど、持ち物の出入りが激しいのか、気がつくとゴチャッとしている。

毎日食事も睡眠もとっているけれど、家の中でもパタパタ忙しなく、休まらない。なんとなく身体に疲れが溜まっている感じもある。

長く続けられない「ととのわない」生活。ただ、このととのわなさの根っこには「色々なことを変えようとしている自分」がいて、だからなんとか耐えている。悪くない気さえしている。この期間を終えたら思い切り自分を労ろう。

某月某日

雑誌を数冊手にレジへ向かう。そういえば最後に雑誌を買ったのはいつだろう。仕事柄さまざまなジャンルの記事を毎日何本も読んでいるからか、雑誌から離れていた気がする。

いまの自分の気分に合う表紙の雑誌を手に取り、立ち読みし、この特集いいな、読み込みたいと思う時間はやっぱり楽しかった。仕事に関係なく、誰かがひとつのテーマのもとに情報を組み直し魅力的に伝えようとしている紙面が、たまらなく好きらしい。

某月某日

16か17の頃から「叔母さん」をしている友人がいる。愛情表現をあまりしない彼女だが、会うたびに姪っ子の話をするし、スマホの待ち受けは姪っ子の写真なので、よっぽど可愛がっているんだと思う。

彼女と話しながら「◯◯ちゃん何歳になった?」と毎回質問している自分に気づいた。世の中のおじさん・おばさんはなぜ子どもの年齢を忘れるんだろう、その割になぜ毎回質問するんだろうと思っていたけれど、自分もしっかり世の中のおばさんになっていた。

結局のところ、可愛くて仕方ないし、何歳になっても幼い頃のことが忘れられなくて「もう◯歳!大きくなったねえ」と言いたいだけなんだと思う。


20231114 Written by NARUKURU

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