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キャリコンになったキッカケ_前半

キャリコンと言う仕事をしていると“さぞ順風満帆な職歴なのでしょう”と思われがちだけど、むしろ反対で二十代の私はキャリア(仕事)に迷って迷って、将来に絶望しかなかったなぁ。
3年毎に仕事を変え、辞めるときは、「会社は私のことを分かってくれない」「上司が無能なせいで私にとばっちり」といつも他責にしていて、まぁ本当に能力ない上司はいたけど、その人を超えるくらい努力したり、周りに分かってもらおうと思ってなかったね。

そんな時に仕事でサポートした高校生就職ガイダンス
ある高校で仕事していたら、二人の高校二年生の女の子(AちゃんとBちゃんって事で)が近づいて来て
A「Bが相談があるみたいなんだけど」
B「…」
A「Bはバイトがしたいんだけど、人と喋るのが苦手で、ほとんど喋れない。そんな感じでバイトは無理かな?」
私「ちっとも話せない?」
B「…(コクリ)」
私「練習したりしても無理かな?」
B「…(困った様子で)」
A「練習すら無理だと思う。高校2年間で私とだけヒソヒソ声で喋れるようになったけど…。だからバイトがどうこうより、バイトの面接が無理だと思う。」
私「そんなに無理してでもバイトやりたい理由があるの?」
B「…(困った様子で)」
A「将来のことを考えると何かやらなくちゃと思ってるみたい。人より時間もかかるし、他人に理解してもらうのに時間がかかるから今からやりたいみたい。」
B「…(大きくうなずく)」
私「自分の長所は分かる?」
B「…(言いたいけど言えない様子)」
A「みんな知ってるけど、とにかく真面目、とことんやり続けられる。」

私は元々企画屋、何か良いアイデアないかなと考えて、思いついた!

私「じゃ手紙を書いて渡したら?自分がなぜバイトをやりたいのか。自分の長所や、やる気。そんな内容を書いて渡してみたら?」
A「それなら喋らなくていいね。それやってみようよ」
B「...(うなずく)」

何気なく言ったこの内容が半年後に私の運命を変えます…


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